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川口塔子 | 義足とお茶と、わたし
2019年5月1日 13:41
2017年9月、まだ暑い台風が近づく鹿児島。その日も熱帯夜だったと思う。短パンズボンで寝ようと、ふとベッドに足を放り出した。「あれ?なんか腫れている…」その日その瞬間から、私の闘病ははじまった。「勘違いかもしれない」そう思い、翌日、地域の太鼓チームでの練習で、仲の良いチームメイトに何気なく足を見せた。「ねぇ、ちょっと見て。腫れてるかな〜?」するとチームメイトが顔色を変えてこう言った「いや、
2019年5月1日 14:02
私は2017年秋に「悪性軟部腫瘍(粘液型脂肪肉腫)」のステージ3を発症し、2018年春に治療を終えた29歳女子。本来、化学療法(抗がん剤治療)に併せて、手術を第一とするこの病気で、「陽子線(粒子線)治療」を選択し、5年後の完治・根治を目指して今も経過観察中だ。闘病記は闘病している時からずっと、書こう、書こうと思い、何度もパソコンに向かうのだけど、どうしても書けないでいた。それは、思い出す作業