希少がん闘病記を書くにあたり 〜終わりのはじまり〜
私は2017年秋に「悪性軟部腫瘍(粘液型脂肪肉腫)」のステージ3を発症し、2018年春に治療を終えた29歳女子。
本来、化学療法(抗がん剤治療)に併せて、手術を第一とするこの病気で、「陽子線(粒子線)治療」を選択し、5年後の完治・根治を目指して今も経過観察中だ。
闘病記は闘病している時からずっと、書こう、書こうと思い、何度もパソコンに向かうのだけど、どうしても書けないでいた。それは、思い出す作業は、あまりにも辛くて書いていると、ポロポロと涙が溢れ出すからだ。そしてどっと疲れ