就活で感じること

仕事場に大学4年生の女子がいます。名前はゆうちゃん。

とても素直でいい子です。

入って2日目に「ゆうちゃんって中学から私立?」と聞くと「わかりますか?」って。

雑談してて就活で10キロ痩せたと言ってたゆうちゃん。

どうして?苦労してないでしょ?

ゆうちゃんは都内某有名大学です。苦労なんてするはずないと思ってました。

「すごく苦労しました。」ってゆうちゃん。

で、私言いました。

「そうよね。今までお母さんの言う通りやってきて面接で自分のこと聞かれても、難しいよね。」って。

すると、ゆうちゃんの目に涙が溢れ、「私、お母さんがすごく厳しかったから。言われた通りに勉強もしたし言うことも聞いてきたのに、面接で自分が何をしたいかなんて聞かれても答えられなかったです。用意してても暗記してそれを言うだけ。みたいな感じになっちゃって。」普段おっとりしているゆうちゃんなのにこんなに早く喋られるの?って思うくらいの勢いでした。自分を否定されて辛かった。って。

いい子ってなんだろう。

娘が幼稚園の時に怒っている私に「ママの言うこと『はい!』って言われた通りにするのがいい子なの?」って聞いてきたことがあったなぁ。娘は、ただただ、いい子になりたかっただけ。

その時、ハッとして。

今でのあの時の気持ち思い出す。


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