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教員を辞めて得た「◯◯」という発想
こんにちは。とっておキッズです。
先日は初めての有料記事を書きました!
有料記事と言っても、6000文字のうち3000文字は無料で読めるようにしてあります。
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長くnoteをやられている方にとっては140ビューなんて大したことないのかもしれませんが、私はとっても嬉しかったです😊
記事をご購入いただいた皆様、無料部分だけでも読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。
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では本題に入ります。
いつものように、見通し(目次)をどうぞ!
読了までの目安は5分です。
教員を辞めて得た発想
私は昨年度末で教員を辞め、現在は会社員、兼個人事業主として働いています。
転職して8ヶ月が過ぎ、教員の時には思いつかなかった発想を得ました。それは…
「外注」です。
最近、私はデザインの仕事をメインで受けています。つい先日も名刺の依頼を受けたところ。普段はデザインを作成したら、クライアントの希望するデータ形式で納品しておしまいなのですが、今回は顔馴染みの方のご依頼だったこともあり、印刷まで丸ごと請け負うことになりました。
自分の名刺を作った時は、名刺用紙を買ってきて自分で印刷したのですが、我ながらかなり良い仕上がりになりました。そこで、今回も同じようにやろう!と、同じ手順で名刺を印刷することに。
すると、どうやらプリンターの調子が悪いようなのです。印刷中にずっと「ガガガガガガ」「ドゴゴゴゴゴゴ」と、重機つこてます?としか思えない音が。出てきた名刺用紙を見ると、しっかりと印刷自体はされているのですが、ちょっとだけ斜めになっていたり、所々にインクが滲んでしまっていたり…。プリンターや印刷の設定とにらめっこして、調整を頑張ったのですが、100枚の名刺を印刷して、自信をもって売り物にできそうなのは30枚程度でした。100枚納品しなくちゃいけないのに。
教員時代(特に3年目くらいまで)の私は、どんな困難にぶち当たっても、どれだけ効率が悪くても、「自力でなんとかする」がモットーでした。きっと名刺の印刷も「100枚のうちの30枚がきれいに印刷できるなら、300枚くらい印刷すればきれいなものが100枚できるだろう」と、名刺用紙と時間をたくさん無駄にしていたことでしょう。
しかし、今の私が思いついたことは、「外注」でした。
自分のメインの仕事はデザインを作ること!と割り切り、印刷は他の会社に頼むことにしたのです。
名刺作成の代金は、自分で印刷すれば丸々自分の取り分になります。しかし、外注することで自分の取り分は減ってしまいます。
ただ、取り分が減ったとしても、時間は節約できます。資源(名刺用紙)も無駄になりません。節約した時間で他の仕事をすれば、外注で減った取り分くらいは取り戻せるかもしれません。結果、そんなに損はしないのです。むしろ「印刷のプロに頼むんだから、確実にいい出来のものが来る」という安心感で、気が楽になりました。
教員にとっての「〇〇」とはなんだろう
では、教員にとっての外注とはなんでしょう。「丸つけ終わらないから外注しよう」「人手が足りないからタイミーさんでも呼ぼう」…なんて勝手に外注できるわけではないですし、名刺の外注のように簡単に行くわけではないですが、何かできることはあるはずです。
いくらかの仕事を外注できれば、教員にとってのメインの仕事である「授業」や「子どもとの関わり」により集中できるのではないでしょうか。
ではまず、今実際に教育現場で外注されている(こともある)仕事を挙げてみます。
部活→部活動指導員(外部指導者)
ICT関係のサポート→ICT支援員
子ども、保護者、教員の心のケア→スクールカウンセラー
プールの授業→プールのインストラクター
子どもの支援や雑務→スクールサポートスタッフ
登下校指導→地域ボランティア
卒アル作成→アルバム作成業者
校内清掃→業者、高等部清掃班*
*特別支援学校高等部の作業班にはよくある「清掃班(クリーン班とも)」。作業学習の時間に、校内の窓拭きやトイレ掃除、床のワックス掛けなどを請け負ってくれていました。まさにプロの仕事で、ツルツルのピッカピカにしてくれます。かっこいい!
思いつく限り挙げてみました(ゼエゼエ)。他にも思いついた方はぜひコメント欄へ!
こういった外注がどんどん増えていけばいいなと思います。しかし、上記で挙げたものは一教員の一存で外注できるものではありません。もっと担任ベース、学年ベースくらいで外注できるものを考えたいと思います。ここで言う「外注」とは、お金を出して外部にお願いするという意味だけでなく、「1から自分(たち)だけで作ろうとしない」という意味も含めます。
特別支援学校を想定してどんどん挙げていきます。
プリント教材→教材サイト or 学習ドリル(利用規約を必ずチェック)
授業の導入→NHK for Schoolの動画
歌やダンスの動画→YouTube
お楽しみ会、入学おめでとう会等の輪飾り、花飾り→子どもが作れる範囲の飾りに留め、教員だけで飾りを作るのはやめる or 中学部や高等部の作業班(生活班など)に外注
校内外に出す文章作成→chatGPTをはじめとした生成AI
指導案の叩き台→GPTs*にすごいのあります。
個別の教育支援計画の叩き台→これまたGPTsにすごいのあります。
※AIと先生さまの記事をご紹介させていただきました。
学級だより→Canvaのテンプレート
迷路や書き順プリント→Canvaに素材あり
遊びや生単のアイデア→本や雑誌から!
なんとか10個捻り出しました(はあはあ)。私は頭が硬いのでこんなもんですが、もっと出てくる方もいると思います。思いついた方はどんなことでもいいのでぜひコメント欄へ!
まとめ
今までたくさん時間をかけていたことを「外注」することで、重きを置きたい仕事にちゃんと取り組めたり、そもそもの労働時間が短縮されたりするのではないでしょうか。
1から自分で何でも作るスーパーマンのような先生方が多いからこそ、「自分が一番大事にしたい仕事は何か?」ということを今一度考えていただき、それ以外はできるだけ外注してみることを視野に入れていただくのもいいのかなと思います。
また、生成AIやCanvaなどのツールをぜひ使ってみてください!本当に、全く難しくありません。キーボードとマウスが使えれば大丈夫です。特にCanvaは教育版があり、教員や学生は無料で使えますので、使わないのは勿体なさすぎます。私は課金しています(一応無料プランもありますが、プロプランを使うと無料プランには戻れないほど便利)。ぜひ使ってみてほしいです!
今日で2学期が終わり、という先生方も多いと思いますので、ゆっくり体を休めて素敵な冬休みをお過ごしくださいね。こたつでみかんでも食べながら、「3学期、仕事を1からやらずにどうやって外注するか」にも思いを馳せていただければと思います。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました。