密度濃いめの日

昨日、友人と映画を朝から晩まで観て、その後カラオケで5時まで過ごし、一蘭を食べて解散し、家に帰り、模擬授業の準備をしていたら台風の影響で急遽授業が対面からオンラインになり、通学時間がなくなったので1時間ほど寝て、9時から授業を受けました。
授業は13時半くらいに終わり、その後14時から17時くらいまで寝て、まあ色々して今に至るというわけです。
一人暮らし大学生のような崩落した生活を送りました。
こんな感じの生活をすると、身体が殻だけになったような空虚な気持ちになります。
ソフトは動いておらずハードだけで辛うじて動いているような感覚になるので、こんな生活をするのはやめておいたほうがいいなと思いました。

模擬授業は準備時間が少なく(僕のせい)、かなり厳しい状況でしたが、オンラインってこともあり、そこまで粗が目立たたず、何とか遂行することができたっつー感じです。
ちゃんとした教師になったらこういうことはあまりよくないのかもしれませんが、追い込まれたらちゃんとできることを知ってどこか安心しました。


昨日観た映画の感想を書いておきたいので書いておきます。
最初は『デッドプール&ウルヴァリン』
デッドプールの1と2は見たのだけど、かなり前だったので忘れていた。
ウルヴァリンに関しては全然知らなかったため、背景知識があったらもっと楽しめていたのだろうなと思った。
ただ、知らなくても面白かった。
デッドプールのメタさや下品さが存分に描かれており、退屈しそうな場面も飽きないで観れた。
朝早かったというのがあり、若干寝ながらだったのが少し悔やまれる。
マルチバースや、復活などちょっとよくわからない部分はあったけれど、ハッピーならOKだね。
ウルヴァリンとの共闘シーンはかっこよかった。
ヒーローはやっぱり戦闘シーンが1番かっこいいよね。

そんでその次に観たのは『THE FIRST SLAM DUNK』
昨日観た中で1番良かった。
スラムダンクに関しては全くの無知で、登場人物も安西先生しか知らなかった。
それでも本当に面白かった。
山王高校との試合の途中の回想でそれぞれの選手の背景を知ることができて、それぞれの想いがかかっているんだなと知り、感動した。
僕はこの映画を観て、映画史上、最も泣いた。
10-FEETの曲が流れるところとか、ラストで点を決めるところとか。
映画で泣くことはあんまりないのだけれど、めちゃくちゃ泣いてしまった。
映画館で周りが暗く、友達と少し席が離れていたのが幸いだった。
この映画、応援上映とかもあったらしく、声出してみてえとも思った。
面白いし感動するし、この作品に中学生のときに出会っていれば、僕はバスケ部に行っていたかもしれない。
それくらい大きな感情が動いた作品でした。

3つ目は『ラストマイル』
めちゃくちゃ簡単にいうと物流サイトの倉庫から運ばれたものに爆弾が仕掛けられており、その犯人を捜す話。
犯人こいつだろうなー、辻褄も合うし、とか思っていたら全く別の人が出てきてそいつだった。悔しい。
なんか最後に意味深にサインを見ていたのだけれどもその意味がよくわからなかった。
ちょい役のくせにやけにキャストが豪華だなとか思っていたら、前のドラマのキャストが出てるってわけね。
ドラマ見てたらアツかったんだろうな。

4つ目は『もしも徳川家康が総理大臣になったら』
コロナ禍の日本の内閣に不満が募り、その結果歴史上の偉人をAIで復活させて偉人内閣を作るっつー話。
各偉人に対する解像度が低く、名言や事業名を言わせておけばいいだろ、みたいな感じがして、もうちょい深堀りしてほしかった。
まあ各偉人でそんなことやっていても時間が無くなっちゃうからね。
あと、偉人同士の掛け合いみたいなのももっとやってほしかったなあ。
そこをけっこう楽しみにしていたのに。
中心となる、信長、秀吉、家康以外はほとんど活躍せず、とりあえずイメージで置いておこうみたいな印象だった。
やる政策も、誰でも思いつきそうな内容だが、偉人のごり押し力で押し通している感じがして、偉人である意味が薄いのかなと思ってしまった。
社会風刺っぽい内容で、伝えたいことは分かったからそこは覚えておこうと思う。

そんで最後は『ブルーピリオド』
藝大合格を目指すお話。
友達がエキストラをやっていたらしく、探してみたけれど見つけられなかった。
お話はめちゃくちゃ面白かった。
高校の感じがかなりリアルで、特に美術の先生とかは、美術の先生過ぎた(?)
芸大、行ってみたいなと思ったことはあるけれど、人生を使って冒険とかはできないので、彼らは本当にすごいと思った。
人生が何回かあったら1回くらいは受験してみたいけれど、1回の人生で腹を決められるかどうかが彼らとの違いなのだろうか。
昔は、絵画なんて素人が描いても一緒だろうとか思っていたのだけれど、この映画を観てその時の自分を殴りたくなった。
ちゃんと考えがあってそれを表現しなければいけないんだなと思った。
発想だけ持っていてもそれを表現する技量も持ち合わせていないといけないから難しいと思った。
一つの作品を作るのにも、問いに対する答えを出すのと、それを絵で表現しなければいけないので、その時点で2つの力が必要で、素人ながらすごく大変なんだろうなとか思っていた。
もう哲学で、哲学者が絵を描けるようになったら芸術家になるのかなとか考えていた。
こう何かに人生をかけて努力している人たちに畏敬の念を抱いた。

あと、今日は金曜ロードショーでラピュタを観ました。
金曜ロードショーを生で観たのは初めてでいつもは忘れていたり、録画で観たりしていました。
CM時にTwitterとか見るとみんな同じことをしていて、面白いなと思った。
多分昔に見たことがあったと思うのだけれどほとんど忘れていた。
キャラクターがどれもすごく良くて、ちゃんと魂があった。
常にわくわくするような冒険で、子どもの時に見たらすごく熱中していただろうなと思った。
名言が多く、常にどこかで聞いたことのあるようなセリフで構成されていた。
それだけ愛されてるっちゅーこっちゃな。
ほんわかする終わり方で、観た後に心が温かくなるような作品で良い夢が見られそうだった。

残基: 2


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