【記事】脚本スクールの習い方
脚本スクールに8年通った経験から、率直に脚本スクールの選び方、習い方、学習方法などを紹介します。
1.スクールの選び方
⑴説明会への参加
・まずは説明者や講師の雰囲気を掴み、自分に合っているか確認する。場合によっては、現役の生徒やOBへ話を聞けないか確認する。
①趣味で脚本を書きたい場合
特殊なスクールのため、仕事として脚本家を目指す方も多い。趣味として通う場合は講師だけでなく、説明会参加者の雰囲気が合っているか、趣味として楽しめるかを掴む。
②プロの脚本家になりたい場合
・卒業生などの進路状況を資料やスクールに確認する。具体的にはプロとして働いてる方の人数、ジャンル、勤務地などを確認する。
2.授業の受け方
コースが上がっていくと、授業では講師だけでなく、他の生徒からの厳しい意見や指摘を受けることもあります。すべての意見や指摘を鵜呑みすることは危険です。人が変われば、面白いと評価される場合もあります。厳しい意見などを受けたことで挫けて、筆者はスクールだけでなく、脚本を書くことまで辞めてしまった方をたくさん見てきました。感情的や趣味的な意見や指摘かを見極め、スルーしましょう。
ただし、基本的な事項などの指摘は素直に受け入れて、修正しましょう。
どうしても講師や他の生徒の方々と相性が合わない場合は、講師やコースを変更しましょう。
3.生徒同士の付き合い方
生徒であっても講師以上にコンテストやイベントなど、様々な情報を持っている可能性があります。または生徒自身が劇団を立ち上げている、自主制作映画を作っている、既にエンタテインメントの仕事をしている場合などがあるため、交流の場には積極的に参加しましょう。もしくは開催を促しましょう。(ランチ会、飲み会など)
4.自己学習方法
⑴授業後の学習方法
脚本は一度で現場のOKが出ることはありません。(大物脚本家を除く)
脚本家はリライト(書き直し)が出来ることが重要になってきます。授業で講師や他の生徒からの意見や指摘で修正すべき点があった場合は、再度提出する必要がなくても必ず書き直しましょう。
またドラマは1時間や2時間の尺で作られますが、スクールの授業では30分の尺で作る場合があります。その場合は、授業後30分から1時間の尺へ伸ばして書いてみましょう。
⑵日常的な学習方法
通い始めたら、日常的に脚本にするテーマやネタを探すように心掛けましょう。少しでも引っかかった言葉などはスマホなどにメモしておくことが有効です。
5.メリット
意外なメリットとして、学校や職場での嫌なことでもネタになるという思考回路に転換でき、ストレスが減る可能もあります。
また仕事場以上に他人から指摘を受けるような可能性は高いです。同様に他人の作品へ意見を言うことも求められます。この経験は仕事だけでなく、どのような場面でも指摘を受け入れ、意見を言う力になり得ます。
ぜひ、ご自分に合ったスクール、講師を選び、物語を書くことを楽しんでください。
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