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画像生成AIのおかげで20万文字の大作長編同人ノベルゲームが完成した話


はじめに

以前「一年制作を投げていたゲームが画像生成AIのおかげで半年で完成した話」という記事を書きました。
この記事で出したゲーム「コル音イムとハッピーエンドマスターズ」は全年齢フリーゲーム版として公開されたものでした。

この記事から約半年後……。 ついに! シェアウェア版が完成、公開、販売されました!

UTAU初? UTAU発! とんでもない乙女ゲーム爆誕!
溺愛型アンドロイド「コル音イム」と 7人のマスターの大恋愛ノベル。
そして孤高の「ハカセ」の物語。
アンドロイドと本気で恋、してみませんか!?

〜〜〜
「コル音イム」の存在する世界の一端を知ることが出来ます。
これは本当に並々ならぬ作品です。甚だ涙しました。全てが秀逸です。
ーーテストプレイヤーだいず様より

その愛は、ツクリモノですか?
機械に恋、奇怪の愛
AIに狂う、愛の為に
ーー特別協力コルイム様より

〜〜〜
全部で約20万文字の長編ノベル!
引くほど長くない? でも大丈夫!
1話あたり約2万字〜約3万字のオムニバス形式の
実質短編集となってるので 読みやすい! 休憩を入れやすい!
しかもこのゲームなんと地の文がない! 全部会話形式!
ライトノベルよりライトなテキスト! まるで漫画かな!?

プレイ時間は1話辺り30分〜1時間
全部読んで4時間〜6時間

全年齢フリーゲーム版が約16万文字で、シェアウェア版が20万文字です。 

各話あらすじ

『ハジマリノハル』
アンドロイドの「コル音イム」と、女性「ハル」。
二人は愛し合い、小さなアパートで穏やかに暮らしていたが、ある日、一本の電話が鳴り響き二人の仲を切り裂く。

『クラクラクラコ』
仕事を辞めて酒に溺れる女性「クラコ」。その傍らにはアンドロイド「コル音イム」。
クラコは彼に暴言を吐く。が、しかし彼女にとって彼は唯一無二の「最高傑作」だった。
ある日、音は、あるものを見てしまう。

『ラララプンツェル』
小説家業を営む女性「ララ」と、その傍らにいる旧式のアンドロイド「リリィ」 リリィの体はすでに古く、肉体を「コル音イム」のものに差し替えることになった。
リリィは新しい肉体に喜ぶも、「心」を知ってしまい、新たな感情が芽生え……?

『ユメミノメウ』
いつも一人で過ごしている「メウ」。 ある日親から一体のアンドロイドをプレゼントされる。
そのアンドロイドは反応も鈍く、家事もまともにできない。
しかし一緒に過ごしていくうちに彼女の気持ちが動く。
だが、起きてはいけない事件が起こる。

『ケンジツケント』 ※がっつりBLシナリオです。
男の肉体しか愛せない、同性愛者のケント。 コル音イムの見た目に惚れ込み購入する。
彼の家に来たコル音イムはとても良い子で、ケントは彼を「嫁」のようだと褒めた。
ある日、家に友人が訪れ、平穏が破られる。

『ミチビキノミコ』
「ゴッドスター」と名乗りネットアイドルとして活動するコル音イム。
彼のプロデューサーこそ、彼のマスター「ミコ」。
ミコは「愛」や「性欲」を気持ち悪い、汚らわしいと言っていた。
一方で、音は自らのミコに対する劣情、性欲に悩んでいた。
ある日、人気だった彼の売上がじわじわと落ちてきて……。

『オワリノヨル』 ある日、「ヨル」の元に一体のアンドロイドが届く。
購入した記憶はなく、ある人物から送られてきたもの。
仕方なく開封し電源を入れると、そのアンドロイドは彼をマスターと呼び慕う。
その積極的な態度に困惑するヨル。
しかも、そのアンドロイドの声はなぜだか、ヨル自身に似ていて……?

『スベテノオト』
メインストーリー、本編の前日談。 全てのことが、明らかになる。


かわいいね!


悲惨だね!
お前ら乙女ゲームのヒロインと思えないほどの顔芸をかましていくんじゃないよ

さて、この20万文字の壮大な大作ノベルゲーム。
シナリオを執筆してから2年が経ちました。
そしてようやく完成したのでした。
この2年間の制作の過程になにがあったか並々ならぬ壮絶な物語を語らせてください。

いやなんでもいいからゲーム買ってください。お願いいたします。

ちなみにこの記事を執筆するのにChatGPTのブログアシスタントGPTsを使いましたけど、 ChatGPTくん、あまりにも綺麗な文章を書くので9.5割書き直してます。
この話はこんな綺麗な話じゃねぇ! 同人創作に綺麗さを求めるな!

↑こういうコルハピまとめサイトも作ったよ

†創造の旅の始まり†

私の名前は†永久恋愛ととと†
ゲーム制作が人生であり、たまにYouTuberみたいなことしてるけど、
やっぱりゲーム制作してる時が一番私らしいんだなって。
制作に専念してる時が一番†生†を感じたね。
いや私の自己紹介はどうでもいいよ。

コル音イムとハッピーエンドマスターズこと、略してコルハピ。
この物語は、2年前、5日間で12万文字シナリオを書いたことから始まります。
この時点で狂ってたんだな。今そんな分量を5日で書ける気がしねぇよ。

さて、執筆をしたはいいけど、16万文字もの文字数をゲームにするのしんどすぎるだろ。
でも地の文が書けない病気の私は、小説で公開するわけにもいかず、やはりゲーム表現しかなかったわけだ。
地の文を書かなくて良いことがゲーム表現の良いところだからね。

ただゲームにするとなると絵が必要なわけだ。
絵。16万文字のゲームに必要な絵……?

私は一応絵が描ける人間だ。
部屋には約50冊もの絵の教本が並び、10年以上コツコツと絵の練習をしてきた人間だ。
(絵の教本に関しては教本オタクなだけかもしれないが……ほら、断捨離本が好きで断捨離本で部屋が埋まる人種とかもいるわけだし……)
ちなみに絵の依頼も受けております。絵の依頼待ってるね。

↑絵の依頼受け付けてるよ! よろしくね!

ま、AI使ってゲームは作ったけど、元々絵が描ける人間だってのは念頭に置いておいてね。

コルハピは乙女ゲームだ。乙女ゲームは絵が綺麗だ。
ぶっちゃけ私の絵柄って乙女ゲームに向いてねぇ。
そんな自分の絵が嫌すぎて、悩んでいた。
自分の描く絵に完全に満足してなかったのだ。
ゲームの雰囲気に合わないと思ってて……。

そう思って悩んで制作を1年放置していた。
それに関しては前述した記事にも載っている。
その一年ではコル音イムの宣伝とかしてたんですね。

そうこうしているうちに画像生成AIの技術が発展していった。

そもそもさ! 画像生成AIが出たらさ!
「自分の絵をAIで加筆修正加工させたら良くなるんじゃね!?」って思わない!?
思わないの!? それ考えてるの私だけ!?
本当に自分の絵にAI加工する人少なすぎて泣いちゃったよね……。
指折り数える人くらいしかいない。
基本的に画像生成AIで呪文でイチから絵作る人がメインな気がする。
絵師とAI和解せよーーー!!!

↑これが2022年11月。まだAIを使っておらず、すべて手描きで描かれている。 このゲームのあとがきに「今後AIを活用できないだろうか?」と話したこともあり、 丁度模索してた時期だったんだと思う。

†画像生成AIとの協働:新たな創造の道†

ChatGPTにブログのサブタイトル考えさせると文面が硬すぎない?
まあいいか、面白いからそのまま使うね。

さて、2023年。画像生成AIが自分でも使える、活用できるレベルになったので、過去に描いた立ち絵などを加工修正などして、品質を上げました。
主にimage2image(以下i2i)という、AIで画像を加工する技術です。
呪文で絵が作れる! ってのはtext2image(以下t2i)って技術ですね。
私t2i苦手なんですよ。全然イメージ通りの絵が出なくてさ。

ChatGPT「なるほど! あなたは自分の絵に新たな息吹を与えるため、画像生成AIという新しいツールに手を伸ばし、自分の描いた絵にAIの技術を加えることで、より鮮明で生き生きとしたビジュアルを作り出し、自分のクリエイティビティを最大限に引き出す旅をしたのですね!?」

言いすぎだよお前! そんな大層なことしてないってば!

最初はi2iの技術単品で使ってましたが、AIがcontrolnetを出してからは、controlnetばかり使うようになりました。
この技術のおかげで、元の絵の要素を保ちつつ、良いものが作れるようになったってわけです。

↑一枚絵をi2iで作成した作品。 controlnetのscribbleとtileを活用。

↑メイキング

↑こっちはAIによる立ち絵の量産の技術の模索。 これもcontrolnetの試作でもある。

クオリティアップを目指したのは事実だけど、最終的に爆速時短の方がメリットとしては大きかったかなって感じです。

だってコルハピシェアウェア版の追加の56枚の絵、一か月で描いたんですよ。
1ヶ月で56枚。普通はありえないって。AI使ってないとありえない。
爆速時短すぎる。驚異的な速さ。

じゃあコルハピシェアウェア版の完成、なんで全年齢フリーゲーム版公開してから半年もかかったんや。
いや上記のフリーゲームとか作ってたからですね。動画もいっぱい作ったし。
サボり癖がひどい。

↑自作曲です。
これも自分の絵にi2iとcontrolnet使ってる。

↑二次創作自作曲です。 これもi2iとcontrolnet使ってますね。 自分の個性を潰さない感じにした、時短。

↑AIフル活用の自作曲。 i2iメインで、AIいっぱい使った。

↑上記動画のメイキング

AI使ってて色々考えることはあったよね

画像生成AIとの協働。
私自身はこうして絵の加工くらいにしか使ってなかったけど、
まあ世間では色々言われてるわけじゃないですか。

個人的につらかったのは、AI加工メインで作った漫画作品がDLsiteに通らなかった事件。
8000文字書いた小説にしてもダメだったやつ。

だから今作コルハピもDLsiteに通るか心配だったけど、DLsiteさんは許してくれました。
ありがと~~~~~!!!!!

ゲーム作品でもAI使用はノベルやADVは通らないって聞いてたからすげー心配だった。
まあ20万文字書いてますからね……。

そもそもsteamだってAI使用を許可しはじめたので、AI使用作品を拒否するのは時代遅れだと思います。

今回のコルハピシェアウェア版の宣伝記事をファンティアに投稿したら、AI使用だからって記事消されたんですよ。
まだ締め付けがひどいね。

結局AI使って何が問題かって、その速度から作品や画像が連投されることだと思います。
だったら連投を禁止する機能さえつければよいかと。
うまいこと期限決めてさ。私はそう思うんだよね。

そもそもAIで金儲けできる人は一部の人ってか才能のある天才だけなんだよね。
そろそろ流行や金儲け目当てで画像生成AIに近づいた人は離れていく時期だと思う。

いずれ手描きとAI絵の境目なんてなくなります。
これは私の体験ですが、この前某所で見かけたゲームの絵が、手描き絵かAI絵なのか見分けがつかなかったんですよ。
私結構AI絵はAIってわかるつもりで生きてきたのに。
もうそこまできている。境目はなくなる。どっちが描いたかなんて問う方がおかしい。

本当にAI使っただけでガタガタ言わないでほしいって感じです。
私自身画像生成AIでこうしてゲームが完成して命が救われているので……。

↑はやい!

完成して……よかったね……! 買ってください

ともかくアレです。20万文字ものクソデカゲームが完成して公開されたことを何よりも喜ぶべきです。
とにかく速かった。完成した。よかった。

コル音イムとハッピーエンドマスターズは、鮮やかに描かれた個性的なキャラクターと、とても愛の深い感動的なストーリーです、20万文字の膨大な世界を、ぜひともお楽しみください!(建前)

私は! この二年間! コルハピのことを考えなかった夜はなかった! 毎晩毎晩メインヒロインのハルちゃんのドスケベを考えながら眠りについた! このゲームで! 他者に私の妄想を押し付けたい! 頼む! この膨大な世界を私だけのものにしないでくれ!!!(本音)

買ってください。

まあ人生でこんな膨大な長編を作ったことはなかった。ので、私のゲームをプレイして、プレイヤーにも私と同じような感動と喜びとドスケベを感じてもらえることを、心から願っています。遊んでね。

で、マジでAI使って気付いたこと言っていい?

言っていい???

絵のセンスがないとAIを使っても活用できないぞ!

マジでコレ。

コルハピシェアウェア版購入してもらってプレイすると分かりますけど、エロシーンで構図が同じ絵がいくつかあるんですよ。
センス無さ過ぎて構図かぶってるんですよ。やばくない?
まずセンスがない。AI活用するにもセンスがない。

AIで漫画を描きました! 系の記事を見ると、まず、漫画のセンスがある人ばかりなんですね。
今まで絵をそんなに描いてなかったのに、なぜ漫画のセンスがあるのかは問いたいし、羨ましい限りです。

センス! そう、絵が綺麗なだけではセンスは成り立たない!
構図とか、そういう、なんかそういう……。

今回の学びから得た今後の目標~自分の力で絵を描こうな~

もうちょい手描き絵の練習します。マジで。
自分がAIで出来る事はやりつくした感じがする。
もうAIだけじゃなくて、自分のセンスが足りなさ過ぎる。
まず自分の画力がない。
絵を描きます。手描きで描きます。
練習します。マジで……。

今後出すであろうコルハピ関連作品は、またAIを使う予定ですが、
他はなるべく自分の手で描ければいいなぁ……って思うんですけど……。

ぶっちゃけ自分の描きたい絵がAIで描いてくれるならそれが一番だなと思ってしまう、
そんな心の弱さがある……。

私自身が絵を描く楽しみを忘れているので、思い出したいところです。
まずセンスがない! 鍛えろ

画像生成AIは怖くないよ

私は画像生成AIのおかげでここまで来ました。
画像生成AIに懐疑的な考えを持ってる方もいるかもしれませんが、画像生成AIはそんな怖いものじゃありません。
活用すれば本当に便利なものです。

私自身AIを触って、改めて自分の絵のセンスと技術の足りなさを痛感したので、
そういう学びを得て、さらに私自身が成長できるなと感じました。

これから画像生成AIはもっと簡単に使えるツールになるはずです。
そうしたらぜひ、触ってみてください。きっと活用できるはずです。

~おわりに~感謝のメッセージ:支えてくれた全ての人へ

この長い旅の間、私は多くの人々の支援を受けました。ここに、その全ての方々への深い感謝の気持ちを表したいと思います。まず、私のゲーム制作を応援し、励ましてくれた友人、ファンの皆さんに心から感謝します。皆さんの支えがあったからこそ、このプロジェクトを完遂することができました。

初期にコルハピのクラウドファンディングで支援してくださった方もありがとうございました、マジで……。

某所の画像生成AI術師の方々にもマジで感謝。
私の愚痴聞いてくださってありがとうございました……!

本当に皆様、ありがとうございました!

おまけのメイキング


設定
僕はcontrolnetのscribbleを愛してる
なんか水に沈められたけどかわいいね
加筆修正してこんな感じ。かわいいね。

これにて記事を締めくくります。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました~~~!!!


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