一眼レフを買った日
僕がなんで一眼レフを買ったのか、なんで相棒をPENTAXにしたのか、使ってみてどうだったのかの備忘録をむにゃむにゃ…
元々写真は好きだった。
スマホもカメラ機能を重視して買っていたし、ことあるごとに写真を撮っていた。
自然や風景を見るのが好きだったし、子供の笑顔も好きだったからそれを残しておきたいってのが第一なんだけど、残すだけならスマホでも十分楽しめた。
でも、やっぱり残る写真の端々に加工の感じとかフィルターの感じが残るのが、嫌ではないけど違和感として少しずつ溜まっていっていた気がする。
好きな瞬間だったけど、それを他人に美化されているような、そんな違和感があって、ちゃんとしたカメラが欲しいなぁとずーっと思っていた。
僕の道具への愛着は大体2パターンに分かれていて、なんの気なく買ってずっと昔からあるものか、そのモノが自分の求めているところを補完してくれてて、つくり手の意志も感じられて、でもちょっと駄目なところもあるようなモノが好きになりがち。そうそう、手巻きタバコも、釣りで使っている竿のショアガンエボルブもいっしょ。
今回買ったPENTAX K-70は、それでいうととても愛着が湧くものになった。
元々はリコーのGRⅲxを買おうと思っていた。
理由はネットでみたGRⅲxのスナップショットがとても好きな雰囲気だったから。
でも、同じ値段を使うならコンデジよりもとりあえずちゃんとしたカメラ!ってのが欲しくなって、価格と相談しながら欲しくなる一眼レフを探し始めた。
仕事では社用の一眼レフ(Nikon)を使ってはいたけど、カメラの詳しい知識も全く無く(F値?露出?ISO?なにそれ状態)色々なYou Tubeやレビューを見てカメラを探していて、その中でことごとく出てこないリコーというメーカーが気になりだして、リコーが出す一眼レフのPENTAXを調べ始めた。
僕は沢山の人が持ってる安心できるものよりも、ちょっとニッチな変態が持ってるような商品を好きになりがちで、それでいうとPENTAXはPRはされないし人気路線の商品を出さずに自分達の作りたいカメラを我が道を行く感じで作ってる感じがして、ムクムクと興味が湧いてきた。
ネットに書いてあるPENTAXの変態なところを詳しくないけど、少しだけ。
・未だにミラーレス一眼レフを出していない
・PENTAXを使う人達は自分のことをペンタキシアンと呼ぶ
・Google検索で「PENTAX」と調べると、4,5個目に「PENTAX 変人」の予測変換がくる
・その後の予測変換は「PENTAX やばい」「PENTAX 買ってはいけない」「PENTAXの魅力」
ね、なんか一部界隈からの圧倒的な魅力と万人受けしない感がにじみ出るでしょ?笑
そうはいっても買う前はそこまで調べてないので、防塵防滴で堅牢性が良いなぁ、軽そう、へー、動画撮れるんだ、何よりも価格がそんなに高くない!王道よりこっちのほうが良い気がする〜
くらいで決めたので、触って改めてその変態感に気付いてきて上記を調べた感じ。
確かにどう撮っても良いものになる感じではないのは、少し触っただけだけど感じる。AFも、ん?って感じだし、室内で子供の食事シーンを撮ったときはブレブレだった。
でも、PENTAXのカメラと一緒に買った単焦点レンズ(5万した…)をつけて歩いて、好きだと思った場所でファインダーを覗いてパシャリと撮ったときの光の加減と温度感が、とてもとても心地良く写真に残っている。今までのスマホでは感じられなかった「自分を残してる感覚」で、あー、買ってよかったな。という感じ。
ゆっくりたくさん触って、パソコンでの現像なんかもやってみて、これからもこのカメラで色々な人やモノや場所を残して行きたいなと思ってます。
(そうはいっても、他のカメラにも色々な魅力を感じ始めてる僕でした)
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