ととる

2児シングルファザー

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最近の記事

なんでこんなで産まれたの?

と、寝る前に娘から言われた。 欠損している軟口蓋の補強の為に2年ほどつけている矯正器具がハマりにくく、イライラしている時によく聞く愚痴。 娘は口唇口蓋裂で産まれて、既に3度の手術を乗り越えている。 2週間に1回の口腔外科も、矯正器具制作の為の型取りも、鼻からのカメラ挿入も、いつも頑張って乗り越えている そういえば今日は夕食のレストランでも、小学校の友達とのいざこざや不満をいつもより多く語っていた。 レストランでは付き合って2年目の彼氏のように頑張ってウンウンと応答していた

    • 知らない世界

      ふと、気になって 上の子の離婚時の年齢と下の子の今の年齢を調べた。 離婚時の娘は4歳と3ヶ月、今の息子は4歳と4ヶ月 つい最近、いつの間にか超えていたみたい 急に、なんとなく、足元が不確かな様な、独りぼっちになったような気持ちになる ここからは知らない世界の様な、もう元には戻れない様な、そんな気持ち 一緒にいて欲しかったなぁ…とは、今でも思う まだ未練があるとか、悲しいではなくて 何時までもそうであるだろうと幸せに生きていた過去の娘や息子や自分に対して、少しだけごめんね

      • 一眼レフを買った日

        僕がなんで一眼レフを買ったのか、なんで相棒をPENTAXにしたのか、使ってみてどうだったのかの備忘録をむにゃむにゃ… 元々写真は好きだった。 スマホもカメラ機能を重視して買っていたし、ことあるごとに写真を撮っていた。 自然や風景を見るのが好きだったし、子供の笑顔も好きだったからそれを残しておきたいってのが第一なんだけど、残すだけならスマホでも十分楽しめた。 でも、やっぱり残る写真の端々に加工の感じとかフィルターの感じが残るのが、嫌ではないけど違和感として少しずつ溜まっていっ

        • 3/13 湖畔で考えたこと

          離婚して1年と半年程 丁度2年前に離婚への話し合いが始まった頃だった今日 この期間何をしていたかといえば、子供の世話、仕事、スタエフ、タバコ、少しのお酒と、あとは釣り。 何を考えていたかといえば、大体子供と仕事のやりくり 前に進んだ気はちっともしない 時間は少しずつ進んで、子供は進級して成長して、おむつも取れて文字や絵を描き、話すことも大人びて、ご飯も前に比べたら食べるようになった それに比べて僕はどうだろう やろうと思っていたことはまだ手つかずで、毎日出来なかったこと

        なんでこんなで産まれたの?

          さんぽ

          昨日からふと、さんぽがしたくなり、久しぶりに長いさんぽをした。 いつもの朝から始まって、9時半頃から床屋に行って、ちょっと並んだけど 並んだ分好きなおっちゃんに当たって、不満なく髪を切った。 (床屋は美容師と違って指名制度なし、時たま大ハズレ) 10時半、なんの気なしに期日前投票。 政治は疲れてしまって、もうあまり追ってないから初見で投票。 本当に良い人は政事なんてしないよ。きっと誰かの事を想って、そっとなにかを育ててる。 とてもいい天気なので気分が良くなる。 11時頃

          ぽつり、と

          noteを久々に なんでまた書こうと思ったかといえば、スタエフはぽつりとつぶやくにはあまり向かないと思ったから 得手不得手の話であり、スタエフのおかげで人生は進み始めたとおもってるので、とても好きですよ 得手不得手でいえは、自分のいいところでもあるのはわかりつつ、嫌なところは考えすぎるところ 完成を作りたくなっちゃうところ だから、そんな自分を抑えてちょっとずつ言葉をつぶやいていこうかな 今日は夜に、キッチンスモーカーにふけりながら台所掃除をした 上にある棚の扉につい

          ぽつり、と

          シングル5日目

          【少しずつ生活になれてきて、ずっと書けなかった日記を思い出しながら書く】 朝、娘がバッと起きてママがいたベッドをみて、居ないことをみてがっかりしていた。 僕は今日から仕事の再開で、娘は幼稚園、息子は元嫁の実家に預ける予定だったが(元嫁の地元に僕が来た形)、家の前でトトの仕事場に行くと嫌がったので仕事場へ連れて行った。理解のある会社で本当に助かります。申し訳ないけれども、息子の保育が決まるまでは頼らせてもらうしかない。 会社では足元でべったりだったが、お昼寝もして思ったよ

          シングル5日目

          シングル4日目

          当初は娘を幼稚園へおいて、息子と2人で裁判所へ行く予定だったが、前日の夜に娘から幼稚園へ行かずに一緒に過ごしたいと言われたので、昨日のうちから動物園へ行く約束をした。 いざ早めに出て余裕を持った行動をしたつもりだったが、行きの車が結局時間に追われてしまった。運転の最中が、妻を思い出してしまいとてもつらい。何度も運転中になき、悲しい曲を流してしまう。もっと一緒に子育てしたかった。 真夏なので、動物園につくととんでもない日差しだった。本当にひとりで子供を安全にお出かけに連れて

          シングル4日目

          シングル3日目

          娘が折り紙でとても上手にママの似顔絵を作った。 ママの髪の毛と同じ色の折り紙で髪の毛を作って、とても上手に顔を描いていた。見た瞬間に涙が止まらなくなりそうで、慌てて目をつぶって、すぐに後ろを向いた。 ママ上手にできたから見えるかな?と聞くので、うん、そうだねと答えるので精一杯だった。 今日の夜も娘は泣いたけれども、今日は自分のほうがよく泣いてしまったと思う。実際号泣していた。娘はちょっとびっくりして、泣いている僕を見ていた。 おていかれた気しかしなかった。寂しさの中で

          シングル3日目

          シングル2日目

          日中、娘は幼稚園へ。お弁当もよく食べて、元気で帰ってきた その間息子とは掃除してダラダラと お迎えに行って、そのまま近くの博物館へ。楽しいことを重ねる作戦。 ふたりともとても楽しんでいて、少し救われた。いつもどおりのような中で、いつも胸の中がジクジクと痛かった。 大好きなお好み焼きが晩御飯で、仕事がてら買ったケーキもデザートで、3人で最高に楽しくお風呂に入って、とても清々しく終わったような感じだったが、寝る前に娘がどんどん元気がなくなり、泣き出した。 ママは帰ってこ

          シングル2日目

          シングル1日目

          朝、長女にママは?と聞かれた。 少しだけ言葉に詰まったが、ママは遠くにいて会えなくなってしまったんだよ、ママは頑張っているんだよと伝えた。 帰ってくる?と聞かれたので、ううん、わからないと答えた。少し涙目になったけれども、これからはトトと弟と3人で暮らすんだよ、と言ったらわかったよと答えてくれた。 昼間は幼稚園へ事情説明と相談へ。親身になってくれて延長保育や下の子の保育もお願いができそうになった。一安心。 買い物をして夕飯のそうめんを食べながら長女がポロポロと泣き出し

          シングル1日目

          妻と別れた日

          今日妻と別れた。 離婚届や離婚協議書は前もってバタバタと終わらせていたが、今思えば自分の気持ちに向き合わないために必要な儀式だったのかもしれない。 妻はとても・・・不思議な人だった。 可愛らしくて天真爛漫のようで、鋭い言葉でグサッと本質を貫き、自分のことには甘いような、無神経のような・・・でもいつもおしゃれだった。 この世界の人ではないと思っていた。自分が触ってはいけないものだと思ったことも何回もあった。でも一緒になりたかったから頑張った。この人と結ばれなかったら自分

          妻と別れた日

          旅のラゴス

          2020/12/4 読了 旅を人生とするひとりの男の物語 ・主人公ラゴスの、怒りにも悲しみにも喜びにも一定の上限のようなものをつくる性格が清々しくあり、そうなりたいと思う憧れを感じた。 ・あくまで成熟していない社会から飛び立ちたくなり旅を始めたラゴスが、全知の神のような立場になりつつも順風満帆とはいかない姿は幾ら進んでいても知力と精神力と科学のチカラには限界があることを感じさせる。 ・情愛溢れる人々との関わりが、短くも長くも、それぞれの意味と価値を持って最後まで旅と共

          旅のラゴス