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2023年7月29日

なーんにもする気が起きなくなった日。

そんな時は眠るに限ると、

二度寝、三度寝、四度寝と繰り返し、ようやく起きた11時。

セミの声はめざましのアラームよりもずっとうるさく響いていて、

よしずで日差しがさえぎられていても、外の暑さがまだに透けて見える。

とはいえお金おろしてこないとなぁと、

水筒をもって首には濡れタオルを巻いて、

覚悟を決めて外に出ると、

お日様は真っ直ぐ地面に下りてこれる夏の青空。

入道雲も全然見当たらない。

地元の山の上に、筋斗雲のような雲がぷかっと浮いていて、

でもそれもどこかはっきりしないぼんやりした風景で。

これは今日も夏は容赦ないな。

大きく一息ついて、自転車と一緒に久から日向に飛び出した。

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