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記念日出来ちゃってたのか、ついにここまで・・・ムロさん。

6月24日の記念日【ムロツヨシの日】
株式会社FINORさんによって制定された記念日。2022年にムロツヨシさんが主演を務めた映画『神は見返りを求めるの』のPRの一環として制定された記念日のようです。日付の由来は「ムロ(6)ツ(2)ヨシ(4)」の語呂合わせと、この日が先述の映画『神は見返りを求める』の公開日だったことからきているとのこと。

大好きですね、ムロツヨシさん。喜怒哀楽の表現の伝わりやすさ、配役のアイデンティティーを、その性格の良さも恐ろしさも、見事に演じ切る彼の演技に、ずっと楽しませてもらっている気がします。一番最初に、強烈に「ムロツヨシ」が印象づいた作品は、深夜のテレビドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズの、メレブ役でした。なんだこのうざおも魔法使い、と爆笑しながら見ていたのですが、その時のムロさんが、その後出会う他の役をしているムロさんを見る基準になってしまったので、映画やドラマと活躍の場を広げていくにつれて、メレブの時のように笑わせてもらうこともあれば、その演技に釘付けになるほどにゾッとするほどの迫力の演技をされることにも出会う機会が増えました。

メレブではっきりムロツヨシを認識してから、実は『踊る大捜査線』(これも自分の心の支えになっているようなドラマですが)のスピンオフ映画、「交渉人真下正義」のころから、ムロさんを見ていたのだと気付くのですが、やはり長い下積みとお仕事ごとにインパクトを残していく積み重ねで、今の役者としての評価は確固たるものになっていったのだと感じます。

今回記念日になった作品、実は機会がなくて映画館では見られなかったのですが、今年の年初にアマゾンプライムで配信が開始されて、ムロさん主演で、ヒロインがこれまた大好きな役者さんである岸井ゆきのさんだったので、椅子に座っているのに背筋を伸ばして視聴させてもらっていたのですが、これがもうとんでもなく「狂気」の針を振り切った作品で、観終わった時に背筋伸ばしてみていてよかったと、大きくため息をつくくらいに話は辛く苦しい気持ちに満たされました。

ただ、この辛く苦しい気持ちを視聴者に与えるという事は、それだけムロさんの狂気じみた演技が迫力がありすぎたという事で、2時間ほどの間に壊れていく、穏やかだった主人公の心の様子と態度の変化に、見る事を集中せざるえない作品となっていました。

個人的には、メレブ基準なので、『新解釈三國志』のムロ孔明のような感じが一番好きですが、ちょうどいい具合にほんわか天然で笑いもあって、でも誠実で一途なお父さん役だった『親バカ青春白書』の様なムロさんも「いいなぁ、いい演技だなぁ」とドラマを追っかけてしまっていました。

今年はというと、一見明るくはっちゃけてそうで、かなり狂気じみた豊臣秀吉役を『どうする家康』で、演じられています。家康の生涯に深く関わり続ける役を、ムロ秀吉はどう魅せてくれるのか。これからもワクワクさせられっぱなしですね。

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