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2022年10月3日

夏の終わりに口ずさんでた歌は少年時代と、夏の終わり

気付けば夕焼け時の風はすっかり涼しくて、

毎日の仕事の疲れにそっと寄り添ってくれるように

ささやくように、一緒に歌ってくれているように、

秋の虫の音や、稲のざわめきを連れて、

真っ赤から深い紺の空で

秋を奏でる

イヤホンの中で流している歌は、楓。

どこまでも高くつきぬけるような空に、

マサムネさんの歌声が高く高く昇っていくようで、

真っ暗になり始めた道で、一人口ずさむ。

ジュークボックスは次の曲に。

くぅだらねぇと、つぅぶやいてぇ、冷めたつらぁしてあるぅくぅ。

いいつの日かぁ、輝くだろぉ、溢れる熱い涙ぁぁ。

宮本さんの声で始まった「今宵の月のように」

にっこりと空がほほ笑んでいるような上限のお月様と一緒に。

おもいきり歌いながら歩く。

変なおじさんだなぁと、我ながら思う夕暮れ時。

今日の時間は、ちょこっと夕凪日詩のタイトルにぴったりの、

夕凪時のてろってろの時間。

今週はまだ始まったばかり。

空を見上げる気持ちを忘れずに。

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