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8月3日の記念日【学制発布記念日】
1872年の8月3日、明治政府より学生が発布され、日本における近代的な教育制度が始まった日です。
幾度かの制度の見直しを経て、
現在の小学校6年・中学校3年制になったのは、
1947年、戦後になってからですが、
それ以降国全体としての制度の改革はないものの、
現在では、中学校3年間とその上の高校3年間を、
一貫して6年で行う学校の形や、
小学校と中学校を同じ学び舎で過ごす小中一貫校形式など、
そのあり方は、常に模索され続けていると言ってよいでしょう。
子どもが逞しく、賢く、人生を生き抜いていける大人になるために、
教育は必要なものだと思います。
一方で、その逞しく、賢く、またはほかの要素、優しく、誠実になど、
1人の人として、より良く生きていくために必要なものは何?と問われると、
それはおそらくそれぞれに大事にしていることが違っているでしょう。
学校はなぜ必要なのか。それは間違いなく子ども達の為なのですが、
現在の日本の学校現場は、その事にじっくり向き合って、
先生や保護者が子どもの成長に関わっていける状況ではなくなっています。
それでも、子どもたちが学校に行ける日常が、完全に崩壊してしまっていないのは、
制度として学校の必要性を明確に示し、それを運用し続けているからなのかと思うと、
やはり、教育の改革は、大鉈を振るうように執り行わなくてはならないのではないだろうか。
今日の記念日に触れて、改めてそんなことを考えさせられました。
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