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2023年3月18日

風が冷たい土曜日の午後

遅めの外散歩は、そのままいつもの赤馬館のとん万さんへ。

遅めのお昼ごはんに熱々のカレーを食べたら、

「これ、店長からです」

と、小皿に盛られた鮮やかな黄色。

「はっさくの羊羹です。」

なるほど、寒かった気持ちが少し温められるような黄色は、

はっさくの色だ。ほんのり温かみを感じる春を運んでくれるような黄色。

一口食べると、驚いた。はっさくのみの甘さと酸味と一緒に感じる、

はっさくの「苦味」のうまみと風味が、

口の中にしっとり沁みて残っていく。

普段なんでもパクパクッと食べてしまう自分だが、

珍しく一切れずつゆっくりと、頂いた。

はっさくの風味がながーく余韻として残る幸せな気持ち。

「これすごいですね。」

と店長さんに伝えると、

「ちょっと作ってみたんです。」

お手製だと知ってますます感動。

一段とこのお店を好きになってしまった。

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