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2023年2月12日

1人と孤独は違っていて、

時間に関わらず不意に、自分の心をさみしさや侘しさに引っ張る。

退院後、一人で療養していると、

入院中よりもずっと、孤独で引っ張られてしまいそうな気持ちになることがあった。

そんな折、かかってきた電話は、20年来の親友からで。

退院祝いに、逢いに来てくれるということだった。

曜日の感覚もあいまいになった中で、日曜日の昼に来てくれた親友家族は、

大学時代の同級生の夫妻と、5歳の男の子。

一昨年から見ていた息子君は、グングン社交性が上がっていて、

今日は家の中でかくれんぼとトランプができた。

終始笑顔の中で、最近息子君がハマっているというサッカーボールで、

遊ぶところがないかと言う事だったので、近くの公園まで散歩をした。

時間が良かったのか、人がほとんどいない公園で、

サッカーボールを追いかける息子君を見て、

親友夫婦に、よく頑張ったねぇとつぶやくと、

二人は、そんなことないよと笑って返す。

穏やかなぽかぽか陽気に、孤独さがかき消されていくようで、

親友夫婦と息子君にありがたさを感じた。

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