記念日に合わせて打ち上がるのも見てみたい
5月28日の記念日【花火の日】
1733年の5月28日、隅田川の両国橋付近で行われた水神祭の中で、慰霊を兼ねた花火が打ち上げられました。これが「両国川開き花火」の始まりだったとのこと。この年は、前年からの全国的な凶作、これらの大流行などが重なり、多くの死者が出てしまった。そのなくなった方への慰霊の打ち上げ花火だったのだが、それが年を経て、庶民の楽しみとして定着していったと言う事です。
この花火大会の中で、江戸を代表する花火師の屋号であった「玉屋」と「鍵屋」が技を競うようになり、各々の受け持ちの上流と下流の地域から交互に花火を打ち上げる様子を、「たーまやー」「かーぎやー」と掛け声をかけて楽しむ習わしなども生まれたそうです。この花火大会は、その後幾度かの中断などもあったものの、現在は隅田川花火大会と名称を変えて、毎年7月に開催されています。
花火大会は夏にするものというイメージが定着している私には、今日の記念日が「?」と思ってしまいましたが、もともとは慰霊祭で黄な意味合いがあったのだと知り、打ち上げ花火に納得してしまいました。
それならば、せっかく記録に残っている日にちがあるのだから今日花火大会をしてみるのも有りだよなぁ。と、ふと思えてしまったのは、やはり今年になって終息に向かっているコロナ禍を思ってしまったからで、3年ほどのこの間みんな工夫したりガマンしたりしていたことを、打ち上げ花火と共にパーッと憂さ晴らし出来たらいいのになぁ。としみじみ思いました。