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情報の取得方法が変わっても、その重要性は変わらない

10月5日の記念日【時刻表記念日】
1894年の10月5日庚寅新誌社により、日本初の本格的な時刻表が出版された日であることから、言われるようになった記念日だそうです。

日本で初めて実用的な鉄道が敷かれたのが1872年ですので、

その間22年間は、時刻表というものはなかったのだなと考えると、

この22年間がどれほど大きく社会が変容していったかという証の一つでもあるのだろうなと、しみじみしました。

おそらく、初めの鉄道(新橋ー横浜間)は、物見遊山の土産話に乗ってみようと、そんな感じだった鉄道も、

時刻表が発行される頃には、多くの人の生活に必要な移動手段となっていたに違いありません。

そして今自分たちが生きている時代もまた、大きな変化が次々と表れている時代。

ほんの20年ほど前、18きっぷで一人旅をした時には、分厚い時刻表は大きな駅にも書店にも、わかる所に販売されていましたし、

切符売り場には簡易冊子版の時刻表も配布されていました。

しかし10年ほど前からどんどんその姿を見る機会は減っていき、

今では時刻を調べる際は、スマホでJRのアプリを立ち上げて、

遅延などはツイッターなどのSNSで情報がないかを確認するようになっています。

技術の進歩に合わせて変化していく時刻表ですが、一方で、毎日乗っている通勤・帰宅の電車でも、

間に合うかどうかを、もう一度時刻を調べて確かめる。

その頻度は変わっておらず、ツールが変わっても、日常生活の中での、重要性は、これからも変わらずにあり続けるのだろうなと感じます。

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