運転せぬならせぬで生きる人生も
6月25日の記念日【指定自動車教習所の日】
全日本指定自動車教習所協会連合会さんによって制定された記念日。由来は1960年の6月25日、指定自動車教習所制度を導入した道路交通法改正法が施行されたことからだそうです。『無(6)自(2)個(5)』の語呂合わせもかねているそうです。この改正法により、公安委員会に指定された自動車教習所を卒業すると、運転免許取得時の技能試験が免除されるようになりました。
日本では多くの人が運転している自動車ですが、実は私は自動車を運転しません。15.6年前に免許はとったのですが、それ以降自家用車を持つこともなく免許は更新され続けて、いわゆるペーパーゴールドです。もっぱら自転車で原付にも乗りません。自分の体重が重いのだから、エンジンのついた乗り物に乗る方が安全だろうとも思うのですが、一人ですし、通勤は電車で出来ますし、日常でも自動車を自分で乗ってどこかへ行こうというほどの用事はないので、ほぼほぼ困りません。
もし、自動車を持っている暮らしをすれば、もしかしたら、いざというとき、昨年末自信を襲った突然の足腰痛でどうにもならない時にも、病院に行きやすかったのかもしれないですが、一方で若干の無理でも移動ができるという事で、かえって悪くなったかもしれないです。
そんな自動車を持たない生活を40年以上してしまうと、多少の遠出は近場で出来ないかと考え、人と会う機会もほかの人よりもずっと少なくなっているのかなと感じたりします。
一方で復職の際にはっきりと「僕は子どもを事故で引いたりしたくないので、自動車には乗りません」と言ったことには、学校の先生という仕事に対して、自分の在り方は、極端だけど、間違っていないとも感じました。
車載のシステムがどれだけ高度になってもなくならないのが交通事故。もちろん自分の乗っている自転車だって、その危険性は時代とともに重要度が上がってきたので、自転車も安全とは言えませんが、多くの人が免許を取りやすくなった結果のこの60年余り、今なおドライバーの在り方が問われ続けている中で、免許を取得することを、一人一人が振り返るような記念日になればいいなと感じます。