2022年9月25日
歩きながら空を見上げると、
一面薄く白く覆った雲の真ん中に、
二本の線が真っ直ぐとどこまでも伸びていた。
まるで、線路のように。
白い雲は浅瀬に打ち寄せる白波のようで、
海の上を列車が走るかのような水面を、
下から見上げているかのよう
こちらが歩く道も真っ直ぐな田んぼの中の細道で
しばらく雲の中の線路を見上げながら歩いていると、
ファーーーーーンと、列車の音が聞こえてきた。
それは近くの線路を走り抜ける特急の汽笛だったのだけれど、
雲の線路に列車が近づいてきたかのようで、
秋の空は今日も、こちらの想像力を楽しませてくれました。
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