2023年8月4日
満月の次の日、雲が多い中、煌々と明るいほぼ満月が、東の空に浮かんでいた。
生暖かい風も、昼間の暑さに比べると格段に冷たく肌にあたり、
夜散歩で正解だったなぁとしみじみ感じながら川辺から橋を渡る。
春には桜が満開の公園は、夏は緑の葉に覆われて、草もぐんぐん逞しく伸びている。
おそらくお盆明けにはまた草刈が入ることだろうけど、生い茂る草たちが創り出す東屋の風景は、
どこか歴史に置いてけぼりにされた神殿のようで。
緑満つ 東屋の背に おぼろ月
と柄にもなく俳句の様な事をしてしまった。
草の中から聞こえてくる秋の虫の声。
朝晩には少しずつ、秋の足音が聞こえてきます。