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雨の日も風の日も、黙々と治安を守ります
8月20日の記念日【信号機設置記念日】
1931年の8月20日に、東京・銀座の尾張町交差点・京橋交差点などに、日本で初めて3色灯の自動交通信号機が設置されたそうです。
現在の日常生活では、当たり前のように見ることが出来る3色灯の信号機。
こうして記念日に触れてみて、思っていたよりも長い歴史があるのだなと感じました。
毎日2・3時間歩いている生活をしていますが、
信号機を見ない日はありません。
そして、そんな信号機ですが、歩くようになってから、
ふと、「カッコいいじゃないか」と思った瞬間がありました。
それは、夜明け前に目が覚めて、日の出ごろまでウォーキングをした日です。
梅雨時期だったこともあり、一面真っ暗な中で傘を差しながら歩いていたら、
真っ暗な中を、ほんのりと明るくしてくれる灯りを見つけました。
それは街灯のようにはっきりとした明るさではないのだけれど、
交差点をはっきり照らしながら、
車一台、人っ子一人通らない道を、静かに点灯していました。
ぴったり1分で赤から青へ、誰も通らない時間でも、
黙々と、正確に。
暗闇の中雨に打たれても、ただただ自分の仕事を全うする。
それが、沢山の人の生活を守ることだから、
込み合う時間だろうと、誰も通らない時間であろうと。
機械なんだから当たり前のことだと、いつもは気にも留めなかったけれど、
その雨の夜中に見た信号機の姿は、とてもカッコよく見えました。
今日も多くの信号機が、事故を起こさぬよう日本中の道を、
灯し続けていきます。