過ぎ去った過去でも解決した過去でもないから、今も考え未来にも紡いで。
3月11日の記念日【防災意識を育てる日】
株式会社渋谷クロスFMさんにより制定された記念日。2011年3月11日に発生した東日本大震災で起こったこと、その時の経験を風化させないよう、震災から学んだ教訓を次の世代にもつないでいくべく家族や職場で防災日て話し合い行動してもらう事を目的にしているとのこと。渋谷クロスFMさんでは、毎年この日に防災特別番組を放送ししたり、被災地でのボランティア活動を継続的に行ったりしているそうです。
「復興は未だ終わらず」
12年間故郷に戻れず、そのめども立たない人達がいます。
行方不明になった家族に会えない人達がいます。
だからこそ、大切にしなきゃいけない、教訓をつないでいくことを。芯から同感です。
12年前、九州で生活していた私は、テレビ画面で見た津波の様子に、唖然とするしかなかったのを覚えています。感覚としては2度目でしょうか。エンパイアステートビルがテロにあった9.11の映像を見た時と同じような、これは現実なのかちょっと理解が追い付かない感覚。とんでもない事になっていると、震えが止まりませんでした。
学校の現場で子ども達と向き合う仕事をする中で、その後、一番真剣に子ども達と取り組んだことが、地震、津波の訓練だったかもしれない。そう振り返れるくらいに、子ども達と毎年この震災について学び、考え、どう生きていくかについて話し合いました。当時の資料映像を、視聴する時、子ども達が声をあげることは一度もなく。自然災害に立ち向かって勝つ事は出来ないのだから、どう対応していかなきゃいけないのか。一人一人が考えている様子が感じられました。
それぞれの立場で、やれることをやれるかぎりやるのだとしたら、私ができることはやはりこれからも、子ども達に伝え、一緒に考え、子どもたちがいざというときに行動できるための自信を少しでも上げてあげる事だから。
この二年間は自分自身が療養中で、子どもと向き合える状態になっていませんが、元気になってやれるかぎりは、頑張っていきたいと思います。