2023年4月11日
歩いて15分で、吐く息の音が聞こえるほどに、
暑くなった青空の昼下がり。
誰もいない公園に生えているマイ桜は、
気付けばもうほとんどが葉っぱの状態で、
わずかに残る花弁が、風が強まるたびに少しずつ舞い落ちていた。
ふうっと、一息ついて、ポシェットから水筒を出し水を飲むと、
そのまま下には、前日よりもにぎやか強い花弁のじゅうたん。
今日は風に揺れる桜の影と、その間から差し込む日差しもゆらゆら揺れて、
とっても幻想的な美しさだった。
浜辺で静かに波打つ海面の様な地面を、
ぼんやり見つめる。誰もいない公園のひと時。
世界は今日もにぎやかしく、僕は一人揺蕩う。
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