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2022年8月6日
太陽の光をも吸い込むような深い青は
その下の雲の白をより鮮やかに映し
今日も「夏」で世界を覆う
歩きながらずっと思っていたことは
8月6日という今日のこと
僕が生まれるよりも以前に広島に原子爆弾が落ちた日
僕が出会った教え子の誕生日
人間が善な存在であれば、
核兵器に依る世界は生まれなかったのか
人間が悪の存在だから
核兵器に依る世界は続き続けるのか
善悪と有り無しを繋げて考える事はおそらく短絡的で
人がたどり着いてしまったとんでもない殺戮兵器を
その後77年間、使用しないで来た事実は、
歩きながら考えていた二択の外にこそ存在する
人間は善でもあり悪でもあり
それらが混交し構築した社会を継続させることで
少しずつ成長する存在だからきっと
77年前の8月6日の広島、8月9日の長崎で起こった凄惨な事実を、
もう一度引き起こすようなことはしてはならないという
ブレーキをかけ続けていられるのだと信じたい