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2023年11月6日
暗雲立ち込める・・・そんなつぶやきを口に出してしまいたくなるような、
見事に真っ黒な雲。今週がこんな真っ黒な時間だったらいやだなぁ、
などと思いながら空を見上げて歩く。
昼からは雨だと言っていたので、
休み時間の旅に雲の様子を眺めるが、
雲の色がどんどん黒さを濃くしていくことよりも、
風がまるで台風の強風圏内のように強く吹き荒れているのが、
気になってしょうがなくなってきた。
と、そわそわしながら時間が過ぎてお昼休みに入る頃、
まるで梅雨が始まったかのような土砂降りの雨が、これまた弱まることのない強風と共にドシャー!と降り出した。
今日は月曜日、低学年の子達は給食後下校。
「助けてー!」と窓の外から聞こえる声で、カーテンを開けると、
一年生の男の子たちが今にも吹き飛んでいきそうな勢いで、傘を振り回されながら、雨にもじゃんじゃん濡れている。
「何やってんの、そんなところで。」
「学童の先生がいつもここに迎えに来るから。」
必死に傘を持ちながら答える子ども達は、さすが元気な一年生の男の子たち。
必死だけど楽しそうだ。
とりあえず下足センターに入ってドアを閉めて待ちなさいと指示をすると、
傘を飛ばされそうになりながら下足センターまで戻る子どもたち。
雨はほんの20分ほどだったけれど、
何だかとんでもない大事件が起こったような強烈さに、
帰りも降らないでねと願うばかりだった。