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若い医者がいい?中堅以上がいい?いやどっちでもいい。

私の仕事は、患者さんの話を聞いて診察をして、薬をチョイスして、他の先生に紹介したりもする、内科のお医者さんである。

小さい頃イメージした自分の将来像とはかけ離れ過ぎていて、なんだか恥ずかしい。

そんな医者のイメージって、人によって全然違うんだろうなと思う。

ドラマでやってる救急現場の医者こそ医者👨‍⚕️と思う人もいるだうし、近所のかかりつけのアットホームで分かりやすい説明をしてくれる医者こそ医者👩‍⚕️と思う人もいるだうし、白い巨塔みたいに殺伐とメスを握ったり競争社会で生きてる医者がやはり医者らしいと感じる人もいるだろうな🤔
今までの医療機関受診の経験からお医者さんのイメージは変わるんだと思う。


少し興味があるのは、患者さんが求める医者像について。
若くてフレッシュで人の話をよく聞く先生に診て欲しい人、経験豊富でどっしりしてるおじさん・おばさん先生に診て欲しい人、安心感のあるお爺さん・お婆さん先生に診て欲しい人、色んな人がいる。

どんな医者も、若い時期も中堅の時期も経験するので、医者側からすると年齢や経験については診療中は気にしても仕方ないので気にしないところなんだけど、患者の立場になると色々不安に思うのはとても分かる。

自分にあった医者に出会える事が一番良いことだと言うのは言うまでもない。
『もう30年、あの先生に診てもらってるの、よくわかってくれてるからね』と微笑む中年以上の患者さんにお目にかかる事は多々ある。理想だ。
でも理想の医者に出会えている若い患者さんはあまりいない。やはり人生経験をしていくうちに偶然いい出会いをするものなんだろう。

一応医者をやっている自分から見た、若い医者と中堅以上の医者の評価については、特に一定の考えは無い。

若いフレッシュで元気な医者には大抵憧れの先輩の医者がいて、日々勉強に励んだり、自信がなければ先輩に質問したり同年代で討論するので新鮮な医療情報が入りやすいし、慎重さがあり、フットワークも軽い。感じが悪い人も明らかに少ない。たまに一部の若手は何故か自信過剰でミスに気が付かない事もあるが、それは人となり、話せば分かると思う。

中堅以上の医者は、医療に関してはやはりその経験がものを言う。薬を変えるタイミングが素晴らしかったり、失敗を積んで来たことで身についた良い診察の技術などは、見ていて惚れ惚れしてしまう。ただその経験から、『あ、自分と合わないかも』と感じた患者さんに対しては向き合う事は早々に諦め、紹介状を作りさようならする印象はある。また専門か専門外かで医療レベルかドカンと変わる。専門外については昔の知識しか知らないので時代遅れな診療をしてしまうリスクがある。専門外について、若手に質問している中堅の先生をみる事はよくある。

注意が必要なのは、見た目がめちゃ若いけど経験のある医者と、夜中の病院。
見た目と実年齢はかけ離れている事はしばしばある。医者同士でもビックリしたりする。
夜中はベテランより若手が駆り出されるので、夜中の病院の医療従事者の平均年齢は昼間と比べるととても下がる。中堅〜高齢の先生に診てもらいたいと思って夜中に病院を受診すると、全くイメージもしていなかったような若い医者に診られる可能性はあります。

まぁでも、なんでもいいんです。

医療崩壊しているので、コロナに気をつけて下さい。

妊婦がコロナになると医療サイドはめちゃめちゃ困る(赤ちゃんとお母さんを隔離する手間、産婦人科でコロナ対応しているところが少ない)状態なので、私もしっかり手洗いマスクアルコール、徹底します‼️

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