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更年期専門整体の記録②更年期専門整体の本命ケアポイント


この投稿の紹介

 この投稿では更年期専門整体師の日々の施術での発見や、仮説検証の結果等をシェアします。そして「これから更に検証していきたい仮説」等も含まれています。本投稿は下記の投稿の続きになります。①をまだ読んでいない方は①を読んでからの方がこの投稿の内容がよりわかりやすいかと思います。

前回の内容をさらっとおさらいすると

引き続きマニアックな内容が続きます。笑
前回の投稿では、更年期の慢性的な痛みの原因は「衝脈の衰えと巡りの滞りである可能性が高い」という内容を紹介しました。


更年期は衝脈の巡りが滞ることで、
イラストの青い筋肉たちが過緊張を引き起こし、
体の各部位に痛みを引き起こしていると
考えられます。

「首肩の痛み」に限らず、体のどこが痛くても「衝脈」が原因

上のイラストを見ると、衝脈のピンク色のラインは下腹部にも見られますが、実は衝脈は子宮からその気がスタートするとされています。そしてその気は体の前面だと気衝という胃の経絡に属するツボから、上半身・下半身それぞれに縦断するように走っています。

ではなぜ、体のどこが痛くても衝脈が原因なのでしょうか。それは、体幹・股関節の安定性・手足の関節を含める全身の円滑な可動性をもたらすインナーマッスル「大腰筋」に衝脈が通る、あるいは近くを走ると考えるからです。


大腰筋は腰椎、つまり上半身から骨盤を介して
脚の内側にある小転子、つまり下半身まで付着します。

つまり、上半身と下半身を繋ぐ体の大切な大黒柱、大腰筋に衝脈が通っていることで、更年期以降は衝脈の滞りのせいで大腰筋の過緊張が起こってしまう。上半身と下半身どちらでも可動域の制限は十分に起こり得るため、どこが痛くてもまずは衝脈、とくに大腰筋へのアプローチは必須である

ということです。

体幹が安定してはじめて上半身・下半身共に本来の可動域や筋肉のパフォーマンスが担保されます。しかし、大腰筋の状態に過緊張が起こると、ディープフロントラインに属する筋肉の繋がりからも、衝脈が走行する筋肉たちの繋がりからも、首・肩・腰・股関節・膝・足部のあらゆるパフォーマンスの制限となり、痛みの原因となる可能性が非常に高いと言えます。

痛い場所は結果。更年期の体の痛みの原因は「衝脈」にあり。

当サロンに来てくださるお客様のお悩みで多いのはやはり「痛み」です。
痛みのでるところは、主に頭・首・肩・腰・膝・足首などです。そして、当サロンが「更年期の慢性的な体の痛み解消専門」とうたっているため、お客様のご年代は40代~60代の女性の方が多くいらっしゃいます。

そのため、私は必ず上述したような衝脈や衝脈と関係が強い部位にアプローチし、痛みを解消する整体を提供しています。

もしこの投稿を読んでくださっている方が、上述したご年代で、体の慢性的な痛み以外にもホットフラッシュや睡眠の質の低下等、ほかの更年期症状を自覚されているとしたら。
その痛みは更年期の衝脈の滞りによるものの可能性が高いです。

更年期の体の痛みの原因は、その筋肉の過緊張がいったいなぜ起こっているのかを、筋肉への視点だけではなく、「経絡」の視点も併せて丁寧に分析する必要があります。なぜなら、そうしないと適切なアプローチ方法や必要な施術の回数も割り出せず、必要以上に時間や労力を要することになりかねるからです。

次回以降は、引き続き衝脈についてですが、今度は体の痛みだけでなく、自律神経との繋がりもあると考え、更年期症状の動悸や睡眠の質の低下、不安感の原因にもなりえる、という内容でシェアしたいと思います!


更年期専門整体totonounéの詳細は公式LINEよりどうぞ


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