たまには、父を思い出す
私は23歳の時に父を亡くした。
突然だったけど、父と最後に交わした言葉は何となく覚えてる。
実は父とはケンカ友達だったと思う。
しょっちゅう、ケンカしていた。
最後の夜もケンカ別れをしていた。
父との良い思い出もある。
社会人になって、寮に入り、雑誌を収納する開閉式の収納ボックスを一緒に作った。
木材は小さい頃から、馴染んでた。
父は、水車大工だったのだ。
たまにDIYをするのだが、その時は、あの一緒に作った嬉しそうな父を思い出す。
もっと、木材の扱い方、習いたかったな。
ダボの使い方や、工具の使い方、真っ直ぐ切るコツとか。
真っ直ぐ、掘れてない証拠だよね。
気をつけてるハズなのに。
なんでも、経験。
また、懲りずに木を切ろうと思う。
ごめんね、いつもケンカばかりで。
無事に下駄箱の棚板、ボコボコだけど、完成したよ!