私は23歳の時に父を亡くした。 突然だったけど、父と最後に交わした言葉は何となく覚えてる。 実は父とはケンカ友達だったと思う。 しょっちゅう、ケンカしていた。 最後の夜もケンカ別れをしていた。 父との良い思い出もある。 社会人になって、寮に入り、雑誌を収納する開閉式の収納ボックスを一緒に作った。 木材は小さい頃から、馴染んでた。 父は、水車大工だったのだ。 たまにDIYをするのだが、その時は、あの一緒に作った嬉しそうな父を思い出す。 もっと、木材の扱い方、習いた
27歳 私は一人暮らしをはじめた。 兄が結婚するので、出ていって欲しいと、お嫁さんから言われたから。 初期費用はかかったけど、あれはいい経験になった。 1年ちょっとしか出来なかったけど、楽しかった。 あの時代の写真を見ると、一瞬であの時に戻れる。 この畳。古いマンションだったので、本間の畳サイズ。 白色にペイントした洋服タンス。 初めて育てたグリーン。 亡き父と初めて作った家具。 どれも、愛すべきモノたち。 写真も風も匂いも、一瞬であの時間に戻れる。 記憶って
たまにお菓子を作る。 簡単なモノだけど、作るのも食べるのも好きだ。 私が子供の頃の記憶の母は、たこ焼き器でホットケーキの元を流し込んで、まあるいケーキを焼いてくれた。 近くには駄菓子屋さんがあったけど、ケーキ屋さんは無い。 小さな横長な台所で母は作ってくれた。 いつも思い出すのは、天気が良くて、少しだけ微笑みながら、作ってくれた。 貧しい生活だったのだろうけど、子供だったからか、その辛さは残ってない。 今日は、テキトーにいれた材料で焼いてみた。 味は…イマ
結婚して、20年。 出会ったのはその丁度1年前。 自分が休みだからって、久しぶりに全ての料理を、決めた。 最近、知り合いがテーブルコーディネートをするのでちょっとはやってみようと、お気に入りで使うコトのない、リネンを取り出す。 あ、生地が足りない。 ま、いっか。 並べてみた。 まだ、食器棚には、残ってる。 今度は違う布を取り出した。 黒のリネンにはガラスが似合うな。 あぁ、アイロンかければ、もっといい感じになるな。 あとは、ストライプのリネン。 これは、木製
今日は、魚釣りに出かけた。 雨が降りそうだったけど、結局晴れすぎて、痛いくらい。 先週はコノシロ釣りに出かけた。 そこに行けば、必ず釣れる。 今日は、何が釣れるのか分からない、いつもの場所へ。 みな、この日は釣れていない雰囲気だ。 けれど、みな、穏やかな日常を楽しんでる様に見えた。 ご年配のご夫婦や若いカップル、学生さん、小さな子供の声が聞こえて、私はこの雰囲気が好き。 特に麦わら帽子を被って、ランニングシャツでいる、まるで昭和に戻ったかのようなあの時間。 たまに
今日は、家族について。 夕飯のメニューで、必ず喜ぶ味がある。 それは、「塩胡椒味」。 あれこれやるより、塩胡椒のみが、受けが良い。 簡単だけど、喜ばれるのがお互いに嬉しい。 この日は、早すぎたアボカドを揚げてみた。 アボカド好きだけど、丁度良いかげんがいつも分からない。 触ってみるけど…今回は硬すぎた。 だから、揚げる。 炒める時もある。 さて、塩胡椒しますか! あとは、お好みでお醤油をどうぞ。 私のお料理の助っ人は、いつも塩胡椒である。
高校のとき、炭水化物抜きで水を2リットルのむダイエットをした。 その時、トイレが近くなった嫌になり、なんとなく水を飲むのが嫌いになった。 それ以来、今まで身体の中が水不足。 けれど、やっと変えるコトができた。 水を、…常温の水を飲むように心がけるようになった。 炭酸水も常備してるけど、冷やしてる。 内臓を冷やすといけないから…と、情報だけは知っている。 白湯まではまだその域にはいかないけど、 常温の水を飲むのはたやすいコトに感じてきた。 無理なダイエットは続かな
手作りが好き。木工が好き。お菓子作りが好き。 お家で色々するのが好き。 余白がスキ。田舎がスキ。緑がスキ。 畑の美味しそうな土を見るのがスキ。 落書きがすき。毛糸を飾るのがすき。キラキラすき。 そして、まだ何にもしていない布をまとうのがすき。 小さな日常、切り取っていきたいと思います。 どうぞ、よろしく。