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楽しむ覚悟・骨に刻みたい言葉

骨に刻みたい言葉が見つかった。「楽しむ」だ。

骨に刻みたい言葉「楽しむ」かも。

人生を楽しむぞという覚悟。もう、二度と楽しめない身体になんかならない。今度こそ人生を楽しんでやるという覚悟を込めて。

痛い!痛い!でも楽しみたい!楽しまずに死にたくない!(エア骨刻み)

totono Twitter(X)より


骨に刻む言葉と聞いたとき、力強い言葉をイメージした。「戦い」とか「反抗」とか「自立」とか。でも、あきやさんが講演会で「"ちゃんとしたい"なんて骨に刻みたくないじゃない?」と仰っていて、他所からは見えない自分だけの覚悟の言葉って、上記のような言葉ではなさそうだな…と思い直しつつ、やっぱり強い言葉を刻まなくてはいけないのでは?と漠然と最初のイメージに引っ張られていた。その鎖を切ってくれたのが冴木さんのnoteだ。



私の骨に刻みたい言葉は「ときめき」かもしれない。ほとんど確信しているけど、骨に刻む言葉なので。もうちょっとだけ確かめたい。


まだ確定はしてないらしいので引用するか迷ったのだけど…


吃驚した。
「ときめき」こんなワクワクする明るい言葉を刻んでいいんだ!私もときめきがいい!ときめきを刻みたい!と思った。でも、これは冴木さんが選んだ言葉で、それを横からいいないいなーと言ってるだけな気もした。ムーンプランナーさんのたまごの話しでいうなら「他人の作った煮卵」。美味しいけれど、ばっちり自分好みの味付けではないのだろう。なら、私が刻みたい「ワクワクして明るい言葉」ってなんだろう?


木曜日から、なんとなく楽しかった。木曜日は病院の帰りにスポーツウェアの試着旅に行っていたのもあったのか、ちょっとハイだった。夜にはTwitterで思いがけない嬉しい言葉を掛けて貰ったりして、楽しく夜を過ごしたからか、楽しい気持ちを保ったまま、飛んで土曜日を過ごした。家事を済ませてTwitterで呟きながらちょこまか部屋を片付けてただけなんだけど、なんだか楽しかった。楽しい気分でTwitterでブツブツ壁打ちしてると、自分の好きなことや、やりたいことがほわっと浮かんで来た。


私には行きたい所がある。

やりたい事もある。

そして、それは、もっと体力がつけば、きっと叶えられる。


そう思ったら、悔しくなった。


ここでひとつ、カミングアウトをする。
私は18歳のときに体調を大きく崩してから、いわゆる「普通の生活」をあまりしていない。ここでの「普通」とは、外で働いて、仕事帰りにはお稽古事や友人と食事をして、休日には家事をしたり遊びに出掛け、長期休暇では旅行に行く。そんな生活だ。ほんの数年間、そんな生活が出来たことあったが、今振り返るとちょっとハイ気味というか、なんだか変だったなと思う。そして、その後に無理がたたり、この九年間は、ほぼ外出すら出来ずに過ごして来た。

病名はない。

鬱と似た症状だけど、鬱ではないと言われた。

息をするのすら苦しいのに、いくら検査をしても身体の何処にも異常は見つからない。いくつもいくつも病院を回り、親は本を読み漁り、この先生なら!と思えた医師に診て貰うまで一年掛けて初診枠の予約を取った。その医師による漢方治療で大幅に良くなり、他の治療法も相まって、今、こうして出掛けられるようになった。それでも、出掛けるときは毎回一週間前から万全にその日に備えて、結構な覚悟を持って出掛けている。兎にも角にも、随分出掛けられるようになった。

外に出られるようになり始めた頃、少しづつ自分のやりたいことを叶えてあげようと思った。本当に些細なこと。例えば「スーパーのちょっと美味しいドーナツを買う」とかだ。意味が分からないよね。体調が悪いときの私にとって、スーパーって情報量の洪水で、蛍光灯の光は強いし、音楽は煩いし、パッケージは色とりどり、文字情報、値段、人の声、数字、頭の中での暗算…新鮮食材の付近は寒くて身体が冷えてしまう。ちょっといるだけで目眩がして吐き気がして、どうしたらいいのか分からなくなって、逃げ出すように外に出て家に帰ってからも数時間は頭がぐるぐるしてる。そんな状態だった。だから、「スーパーでドーナツを買う」ことが出来るようになったのは、私にとってすごいことなのだ。
(ちなみに、今でもスーパーはとても苦手で、食材の買い出しは家族にして貰っている)

そのレベルの「やりたいこと」を叶えることから始めて、段々とステップアップしている。


そんな私が、オフ会の主催をする。

やりたいことはもっとある。

もっともっともっと、ある。

今の収入は少なくて不安定だけど、体力がついたら安定した収入を得られる仕事にも就きたい。

そしたら、後は動くだけだ。


くそ

「楽しむ」

この人生を楽しんでやる。

楽しまずに死んで堪るか。

くそ!くそ!

絶対に楽しんでやる!!


あきやさんは、骨に刻むときに痛みを伴えるかを考えて欲しいと仰った。


痛いよう、痛いよう。唯一無二でありたいよう。
ひとりで独立してファッション教室したいよう、なんて怖すぎるじゃないですか。でも「なりたい」はその恐怖とか痛いのを乗り越えても「なりたい」ものにしています。痛くても、耐えられるかどうか…。

あきやさん講演会 2024.5/17


痛い!痛い!痛くても、人生を楽しみたい!

楽しんでやる

私だって、人生を楽しんでやる


「ワクワクして明るい言葉」を刻みたいと思っていたけど、骨に刻むときの感情はもっとドロドロしていて、こんちくしょうと殴るように骨を削ってる。暗闇の先の光を信じて、絶対そこに向かってやる!と、泣きながら、歯を食いしばっている。「楽しむ」は明るい言葉だけど、私にとっては明るいだけの言葉ではなかった。でも、骨に刻むなら、光を信じられる言葉がいい。


私の骨に刻みたい言葉は「楽しむ」です。

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