自分の定理環境(amsthmとtcolorbox)
こんにちは。
定理を適切に囲えると見やすさが上がっていいですよね。
でも囲みすぎるとかえってくどくなるから、ほどほどがいいですよね。
私は普段このくらいシンプルなものを使っています。
別に難しいことはしていなくて、箱(tcolorbox)と定理環境(amsthm)をあわせて、新しい環境として定義しているだけです。つまり、以下のようなコードです。(こう定義しちゃえば、ラベル付けなどは全部 amsthm に任せられます。)
\usepackage{amsthm,tcolorbox,tikz} % TikZ って要らなかったっけ
%%% 箱の定義 %%%
\newtcolorbox{mybox}{empty,% 一回全部消すよ〜
breakable,% 箱のページまたぎを許すよ〜
underlay={% 色塗って線引くよ〜
\fill[black!5] (frame.north west) rectangle (frame.south east);% 色塗ったよ〜
\draw[line width=2pt] ([xshift=1pt]frame.north west)--([xshift=1pt]frame.south west);% 線引いたよ〜幅 2pt の線だから 1pt ずらしておこうね〜
}}
%%% 定理環境の定義 %%%
\newtheorem{mythm}{定理}[section]
%%% まとめる %%%
\newenvironment{thm}{\begin{mybox}\begin{mythm}}{\end{mythm}\end{mybox}}
そして先に貼った pdf は
\begin{thm}
このくらいのもの
\end{thm}
\begin{thm}[もちろん見出しも]
つけられます.
\end{thm}
\begin{thm}
\begin{itemize}
\item 好き嫌いは分かれるけど
\item enumerate 系のこの表示もそのまま
\end{itemize}
\end{thm}
と書いているわけです。ラベルをつけたかったら
\begin{thm}\label{thm:hoge}
\end{thm}
定理~\ref{thm:hoge} によると
とするだけですね。
以上です。(大したものじゃないので)ご自由にお使いください。あと自分好みに作り変えてください。