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東北三県またぎの旅。麺大好きセンチメンタルジャーニー。

10月の三連休。
フェリーに乗って行ってまいりました!
東北三県またぎの旅。

苫小牧から八戸へ。
八戸から釜石へ。釜石から秋田市へ。
秋田で一泊して男鹿へ。
男鹿から稲庭へ。
稲庭から盛岡へ。
盛岡から八戸へ。

これを三日間の強行軍で執行。
しかもトド夫は、ポケモンマンホールの写真を撮ることに集中していて、朝食や昼食をスキップする始末。

ぶーぶー文句を言う私に「スケジュールが詰まってるから!」と一刀両断するトド夫。

おまえの都合ではないのか!という腹ペコのイライラを抑えきれない私が不機嫌になったりして、波乱にまみれた道中でありました。

それでも旅は面白い。
知らない街にいると、今すれ違ったひととは、もう二度と会わないのだろうなと思ったり、この風景は人生でまた見ることはないのだろうかと思ったりして、センチメンタルな気分になります。

八戸は、早朝に着いたので、朝から開いているという、八戸魚菜小売市場へ。
朝3時から働いているおばちゃんたちは、いったい何時に起きているのだろうか。考えると怖い。

めかぶ味噌汁が美味しかった。
あと、ひらめの刺身もね。

稲庭ではもちろん、稲庭うどん。
道沿いにいろいろありましたが、潰れちゃってるところもあり、栄枯盛衰を感じました。コロナ禍のせいなのかなあ。
寂しいね。

私たちが行ったのは佐藤養助さんのところ。
冒頭の写真です。
麺がきれいに盛ってあって、眼福ですねえ。

私が食べたのは、二味(ふたあじ)が楽しめるやつで、ごまクルミつゆと、普通のつゆとあって、ごまクルミが美味しかった。
細いうどんで、つるっといけます。
どうせなら三大うどん(讃岐、稲庭、水上)を制覇したいね、とトド夫と話しながら盛り上がりました。
群馬はまだ未踏の地です。(香川は行ったことある)

男鹿の道の駅はイベントをやっており、どんどんと太鼓をたたく地元のひとたちで賑わっていたので、イベント好きのわれわれのちも騒ぐというものですよ。

トド夫は娘さんのためにと、ズワイカニを購入。訳ありだったが、一袋3匹入って1700円弱。なかなかのお得感。

私も、わけありの梨を大量購入。
父にも好評で、私とふたりでぱくぱく食べてしまい、もうすでにない。
ラ・フランスもたくさん売っていたんだよ、と母に話すと、なんでそれも買ってこなかったのさーと責められました。
ほんと失敗した。
せっかく車で行ったのにね。

盛岡では、ぴょんぴょん舎で念願の冷麺を食す!
中に入る果物は、夏はスイカで冬は梨なのだそう。
辛さも選べる5段階。
美味しかったー!
ついでに焼肉も食べています。

じゃじゃ麺も食べたかったけど、フェリーまでの時間がさし迫っており、さすがに無理でした。残念。
また行きたいなあ。

フェリーのなかでは、ちょっと一杯飲んで寝るのがいいんだよ、とトド夫に言われ、持ち込んだ350mlのお酒を一缶飲み、ちょうどよく眠れました。

フェリーに揺られながら(帰りは意外と揺れた)今度また東北に来れるのはいつになるかなあと、思ったりした。(じゃじゃ麺も食べたいし)

横で眠るトド夫の小さないびきが、波のように寄せたり引いたりするのを聞きながら、旅に出れるほどに動ける時間は、あとどれほどだろうと思う。もう50近いからさ。

人生というのは短いなと当たり前のことを実感すると、悲しいような、それでいて、高揚するような不思議な気分になり、目が潤んでくる。

まったくもって、センチメンタルジャーニーなのでした。
更年期かしらね。


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