ゴムベラと泡立て器の使い分け
この前お菓子のワークショップで初心者の方に教えていると、電動ミキサー使うの初めてって方がほとんどで、ゴムべらや泡立て器すらどう使っていいのか扱い方が❓な人が多い。
そりゃそうだよなって思う。初めて触れるものって何でもそう。
お菓子を教える前にそうゆう道具の使い方を教えるのも大事かもしれないと思ったんで今日はそんな話をします。
例えばゴムべらと泡立て器の使い分け。それぞれ用途が違う⚠️
ゴムベラは
生地と触れる面積が多い分、ボールの底に付いている生地を満遍なく削ぎ取ることができるから硬めや比重の重めの生地と軽い生地を混ぜるときに使ったり、生地全体を均一にしたいときに終盤で使うことが多い。
熱い生地(カスタードやアングレーズ)を混ぜたりもするので耐熱性があってしなりのいいものを選ぶようにしてください。
しなりがポイントでボールとフィットしづらく、使いづらいです。あとなるべく軽いものがいいですね。私はこれを使ってます。 しなりがいいので生地を混ぜるときに使ってますが、耐熱100度までなので要注意。
これでカスタードは炊くのは厳しい。
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霜鳥製作所 ハンドクリーナー 大
でも安くて使いやすいです。ちょっと耐久性はなさそうですが、家庭でたまに使うくらいなら問題ないとは思います。取り外しできるタイプなので、その接続部分も洗わないとここに生地の残りが入り込んで不衛生になるので毎回外して洗うのが少しめんどくさい。
逆に少し重みがあって、固めでしなりが悪いゴムベラも持ってますが、生地を混ぜる用には使っておらず、逆に耐熱性は抜群なのでカスタードとか炊くときはこれを使ってます。丈夫。
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タイガークラウン へら・スパチュラ 白 57×264×14mm ウィズ シリコーンゴムヘラ 大 シリコーンゴム
泡立て器は
そのワイヤーで卵と砂糖をほぐして混ぜ合わせたり、メレンゲなどの泡を潰すのを極力抑えながら混ぜ合わせる。あと薄力粉を入れたあと、生地に触れる面積がゴムベラよりも少ないのでグルテンを出し過ぎずに混ぜることができる。
もっと細かい話を言えばワイヤーの本数の違いで用途が違う。
ワイヤー6本は生地を混ぜる用。
これで生クリームを泡立てようとすると逃げて全然泡立てれないし、ナッペの本塗りとかで使うと緩くて救うのが辛い。
でもワイヤーが少ない分抵抗もなく混ぜるの楽ちん。
私が毎回使うのがマトファー社のワイヤー6本のです。
フランス製なんですがフランスで買ったら1000円くらいだったような。フランスで定番中の定番のプロが使うメーカーです。
これ自体もすごく軽いのでストレスフリーです。
バターのすり混ぜ、クリームチーズなど室温に戻した少し固めのものを混ぜるときも楽ちん。
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マトファー社 25センチ 泡立て器
25cmの長さがポイントで、家庭用ならこのサイズがベスト。
30cmのも買いましたが、全然使ってません💦
ワイヤー8本以上は生クリームや卵白を泡立てる用。
このワイヤーで一気に抱き込んで泡立てるのでかなり重くなります。
ワイヤーが多い分泡立ちやすい反面、重くて使わなくなる。
これでバターと砂糖をすり混ぜるのに使うとワイヤーに入り込んでイライラしちゃう。
今だと電動ミキサーが便利すぎるのでメレンゲも生クリームも一から泡立てる人はあんまりいないと思いますが、生クリームもメレンゲも最後の最後で手混ぜをして持っていきたい硬さに調整するのでそのときに必要かなと。
必要以上にワイヤーがあると(たまに泡立て器の中にまたさらにワイヤーの玉が入ってて複雑なのありますよね?)、
あとで洗うときに面倒なのでこれくらいが使いやすいと思います。
実は家でナッペばかりしていた時期があったんですが、無理やりながらもこのマトファーの25センチでやってました。
確かにワイヤーが少ないので(6本)生クリームが救いにくいですが、
硬さの加減さえつかめば、ボールから泡立て器でスポンジに流しのせれますし、少量なら絞る用の硬さに泡立てるくらいできます。
あったら便利だけどないならないでワイヤー少なめの泡立て器1本で事足ります。あと結構便利なのが100均でも変える小さなホイッパー。
ステンレスで小さく結構丈夫でしっかりしているので、少量をただ混ぜる用くらいなら問題なしです。シフォンケーキのように泡立て器が2本必要な時など持っていると楽ちんですかね。
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ダイソーの小さな泡立て器 ワイヤー5本 20センチ
最後に、私は混ぜ合わせるとき大体泡立て器で混ぜて最後は生地を均一にするためにゴムベラで掃除するイメージで使い分けています👍
今度は混ぜ方についても書きたいな