僕が尊敬する不登校の中3女生徒のこと
自宅で個別指導塾:親子と未来を創る塾『創』を営んでいるが、
昨夜は学校に通わない中3生の授業だった。
真面目でとっても繊細な子なので、来週末に受験を控え 人一倍不安や焦りもある。
これまでも 心身の調子の波が低くて動きにくい時には、『自分は全然頑張れていないのではないか?』と一人で悩んでしまう
本当に純粋で感受性の高い子。
昨夜は英数の指導、面接相談の後、
これまでの塾での2年間を一緒に振り返った。
彼女が中2の時、最初は塾でも勉強はほどほどに趣味の時間を中心に過ごした。
まもなく、自分から勉強中心に変え、小3の算数・漢字から始めたのに1年もしないで小学校内容を終えた。
通級が安定したために 塾の時間も朝から夜に変えた。
そして中3になってからは、
中1~中3の数学の重要単元を一通り勉強した。
人に対しても物事に対しても、
ゆっくりとじっくりと丁寧に向き合う子。
ゆっくりと自分のペースでだけど、
振り返れば これだけのことを自分の意志と行動でやり遂げてきたんだ!
『わたし、こんなにも頑張ってきたんだ。。』
と、彼女もポツリと嬉しそうにつぶやいた。
一緒に振り返りながら、
この子が将来の夢を描いて高校生になることが本当に嬉しくて。。。
これを書きながらも涙がこぼれてきた。
今は特に、僕はNPOのボランティア業務もあって超多忙期。だけど、この生徒と話すだけで、心も言葉遣いまでも こちらが優しく穏やかになれる。
僕も初心を忘れずに、この生徒の様に、目の前のことを丁寧にじっくりと愛情をもって取り組もう。
そう学ばせてもらっているのは こちらの方なんだよなぁ。
ご縁に感謝。
↑ 写真は里山子育て支援活動で 墨をつけられるワンシーン