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#2 体調不良の愛萌さん?!編



ピピピッピピピッ


○:37.8....こりゃ風邪だね


愛:うゆぅぅぅ....


休日の日曜日


本来の予定であれば、今日は2人でお出かけをするはずだったのだが、朝から愛萌の様子がおかしくて熱を測ると、風邪を引いてしまっていることが判明した


○:今日はお家で安静だね


愛:やぁだぁ...○○とでーとするのぉぉぉ


準備をしようとよろよろと立ち上がるが、すぐにフラつく


○:おっと...こんなんじゃお出かけしてもすぐ倒れちゃうよ?


愛:でもぉ...


○:次のお休みにしよ?だから今日はお家で休む。ね?


愛:うぅぅ...ぴゅーろぉ....ぬんてぃーぃぃ...


力なくそのままソファに沈む愛萌

可哀想に思えるが、無理して出掛けて倒れられたら本末転倒だ
ここは大人しくしといてもらおう


○:ほら、風邪引きさんはベッドに行くよ


愛:やだぁ...


○:そんなこと言わないの
○:抱っこしてあげるから、ほらいくよ


愛:うん...


愛萌抱っこしてベッドへ向かい、寝かせてあげる


○:愛萌、僕冷えピタとか取ってくるよ


愛:うん


部屋から冷えピタを取って愛萌の待つ寝室へ一度戻る


○:貼るよ〜


愛萌の前髪を上げてそれを貼る


愛:つめたいぃ...


○:僕ご飯作ってくるから、ちょっと大人しく寝ててね?


愛:はぁい...


そうしてキッチンへ


○:さて、何があったかな...


食材を確認する

使えそうな食材で言うなら、冷蔵室に数個の卵とお米、冷凍室に刻んで保存していたネギ、確か戸棚にだしの素があったはずだから...

○:よし、ここは定番に卵がゆかな


レシピも決まったところで調理を始める

調理を進めていくといい香りが部屋を漂ってくる


愛:いいにおい〜

寝室から風邪引きさんがやってきた


○:ちょっと、寝てなきゃダメでしょ


愛:だって1人ぼっちさびしいもん....


口を尖らせて上目遣いで抗議される

風邪でちょっと潤んだ瞳×上目遣い×拗ね気味×可愛い嫁

可愛い...可愛すぎる...

風邪じゃなかったら抱きついてキスしまくってしまうほどの可愛さ

だけど、そこは我慢。僕まで風邪になってしまったら元も子もない


○:そっか、ごめんよ?


愛:ううん、あやらないで?
愛:でもさびしいから....こうしててもいい...?

僕の背中に回って後ろから抱きついてくる


○:うん、いいよ。でも動くからしんどくない?


愛:くっついてるだけでおちつくからいい〜


○:そっか、じゃあいっか


愛:うんっ


その後終始愛萌は僕の背中にくっつき虫状態だったが残りの調理を進めていく


○:ん、いい感じかな


愛:できたぁ?


○:うん、できたよ
○:リビングとベッドどっちで食べる?


愛:リビング〜


○:わかった、今のまま熱いの持ったら危ないから、先に行って待ってて


愛:はぁい

トテトテというオノマトペでも聞こえてきそうな足取りで先にリビングへ行く愛萌を見送りつつ、作った卵がゆを盛り付けてすぐに後を追う


○:お待たせ


愛:たくさんまちました...


○:ごめんごめん、ほら、食べよ?


愛:あ〜んしてぇ...


○:うん、いいよ


レンゲで一口分のおかゆを掬って少し冷ましてから、愛萌の口へ運ぶ


○:熱いから気をつけて


愛:あむっ...


○:どう?


愛:○○があーんしてくれたからとってもおいしいぃ


○:よかった


やはりお腹が空いていたのか、愛萌はゆっくりながらもどんどん食べ進めていく

気づけば結構な量があった卵がゆも完食していた


愛:ごちそうさまぁ...


○:よく食べました。じゃ愛萌、お薬飲もっか


愛:おくすりやだ....


○:飲まないと治らないし、おでかも行けなくなるよ?


愛:....のむ


○:ふふっいい子


終始わがままを言っていたまなもちゃん(5)に風邪薬を飲ませて、食器を片付け、またすぐにリビングに戻る


愛:○○、ぎゅーぅっ


戻るや否やぎゅーのおねだり


○:はいはい、ぎゅー


断る理由もなくそれを受け入れる


愛:へへへ


○:お薬飲んだし、ベッド戻って寝る?


愛:や....


○:そっか。じゃあしばらくこうしてよっか


愛:うんっ


その後「なでなでしてっ」とねだられたので、愛萌の綺麗な髪を撫でながら、しばらくテレビのバラエティを観て過ごす


愛:すぅすぅ...


30分くらい経ったところで気持ちよさそうな寝息が耳元で聞こえてくる


○:寝ちゃったか


身体が冷えてしまって余計悪化すると厄介だ

そう思った僕はそのまま愛萌を抱き抱えベッドに連れて行き、寝かせて家事をしに行こうとする


愛:...○○...どこいくの....


愛萌がうつろな目で僕に問いかけてきた


○:あ、ごめん、起こしちゃった?


愛:....どこいくの...


○:ちょっとお洗濯とか掃除終わらせちゃおうかなと思ってたけど?


愛:まな、1人ぼっちや。っていった....


○:そうだったね、ごめんよ


愛:ねるまでおててにぎって...


○:うん、いいよ


愛萌の側に行って右手を優しく握ってあげる


愛:...○○のおててつめたい...


○:愛萌の手はあったかいね


愛:じゃあまながあたためてあげるのだ〜


○:ふふっ、ありがとう


愛:よしよししてほしい...


○:こう?


優しく愛萌の頭を撫でる


愛:ふふふ〜おちつく...しあわせ〜


○:ならよかった


風邪でちょっと弱々しいながらも目を細めて幸せそうな笑顔を見せる愛萌


しばらくすると安心したのか、さっきより幾分か早く愛萌の寝息が聞こえてくる


しかし、握られた手の方の力は入っていて、離れようにも離れることができなかった


愛:....○○〜...つぎはあそこいこ〜....


寝言が聞こえてくる


愛:...ふふふ〜、○○たのしいねぇ...


○:ふふっ、楽しい夢でも見てるのかな


愛:....○○....だいすきだよぉ...


○:僕も大好きだよ、愛萌。


しばらくすると僕の意識もうつらうつらになっていき、気づけば僕も意識を手放した



----数時間後----


愛:...んっ

目が覚める

起きた時に感じていただるさはかなり良くなっていた

時間を見ようと時計のある方に視線をやると、○○が私の横で、気持ちよさそうにうたた寝をしていた

寝る前におねだりして繋いでもらってた手はまだ握られてまんまだった

ほんとにずっとそばにいてくれたんだろうな


愛:○○、今日はありがと


感謝の気持ちを込めて彼の頬にキスをする


○:んっ....あ...僕寝ちゃってた....


愛:おはよ、○○


○:おはよう...具合はどう?


愛:だいぶ元気になったよ、○○のおかげで


○:そっか、それならよかった


愛:たくさんわがまましちゃった、ごめんね?


○:いいよ、これぐらいなんてことない


愛:ありがと


ぐぅーっ


愛・○:あ....


2人仲良くお腹が鳴る


気づけば時間は夕方で、カーテンから漏れる陽の光は濃いオレンジ色になっていた


○:もうそろそろ夜ご飯の時間か


愛:私作るよ


○:いいよ、今日は僕が作る。何食べたい?


愛:えー、じゃあ、小豆トースト!


○:病み上がりにはちょっと重くない?


愛:いいの、いいの!


○:じゃあちょっとだけね?


愛:やった〜!○○の作るの好きなの!


○:ふふっ、ありがとう


愛:ねぇ、やっぱり一緒に夜ご飯作っちゃダメ?


○:しんどくない?


愛:うん!大丈夫


○:じゃあ、無理しない程度に少し手伝ってもらおうかな


愛:よぅし、そうと決まれば、早くキッチンへごーっ!


○:あ、ちょっ....もう仕方ないなぁ


その後2人は夕食とデザートに小豆トーストを一緒に作って食べ、その日は早めに一緒に寝たそうな

To be continued…..











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