最高の喜び 28 ドヤ顔!
いつも読んで頂きありがとうございます。
長男(康輔こうすけ)が、無事ピカピカの一年生♫
幼馴染もいて、母に買ってもらったランドセルを、背負い、真新しい制服を着て、元気いっぱいや!
旦那のげんちゃんは、東京単身赴任やけど、母と、康輔と、生後2ヶ月半の双子の駿しゅんと、環かんと、あたし。
てんやわんやのなか、母は、膠原病を患っていて、それでも、健気にあたしのフォローに勤しんでくれてた。
母の両手は、ドンドン指先がヒビ割れていくため、テープで、グルグル巻き。非常に痛々しい。ごめんな、母さん、ゆっくりさせてあげられんと。
そんなある日、それは、7月半ばくらいの頃
妙な顔をして康輔が帰ってきた。
いつもなら、元気いっぱいで、
ただいまーー!って、家の中に駆け込んでくるのに、様子がちがう?
何かあった!とすぐわかった。
お帰り!!学校、ちょっと疲れた?
あんな、あんな、お母ちゃん、僕な、先生に怒られてん。
なんで?
あんな、山口君おるやんか、あの子のズボンを、降ろしたってん。みんなでそんな遊びようするねん。山口君だけやないんやけど、僕もされるし、女の子のスカートめくりもするねんやん。でみんなで走って逃げるみたいなんを、今じゃなくて、だいぶ前の事やねんけど。
うんうん、それで?
でな、なんかわからんけど、今日教室でみんなの前に立たされて、謝らなあかんかってん。
せやけど、それしてたん、康輔だけちゃうんやろ?他の子は?
先生がな、山元君が謝りなさいって。
そうゆうなり、ワッて、泣き出した。
康輔の中では、理不尽なことやってんやろな。
そうか、そうか、偉かったな!康輔が、代表として、謝ってんな。嫌やったな。
そう言ってあたしは、肩震わせて泣いてる康輔を力一杯抱きしめた。
この子は学校で、一生懸命頑張ってるんやな。
泣き止むまで、しばらく抱き締めていたら、
康輔は、やっといつもの康輔になって、お母ちゃん、お腹空いた!なんかない?
良かった!元気出たんや。
それはそれで終わった。
次の日も康輔は、時間割りして、いつものように学校へ行った。元気で。
あたしは、忘れ物の点検もしない。
時間割りも、宿題もみない。
康輔の自己責任とゆうことにしてた。
お陰で康輔は忘れ物はしない!絶対!
なぜなら、忘れ物しないように、毎回、すべての教科書を持って行ってたし、体操着は教室に置きっぱやし、忘れようがない!
本来、体操着は、毎回持って帰って洗って持っていく事になっていたんだけど、
これは、康輔が考えたことや。
ちっこい頭で考えてんやろな。
そのために、康輔のランドセルは、死ぬほど重い!!
康輔、このランドセル毎日しんどない?重いやろ?
ええねん、ええねん、学校近いからイケルイケル。
と、本人はドヤ顔であたしの顔を見てた!(笑)
でも、この問題はこれで終わらなかった。