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【「実はそれ、されると困るんです。」10年以上間違ってやっていたこと。】新米林業屋とてお

どうも、新米林業屋とておです。

突然ですが、皆様、美容室に行かれた時、シャンプーしてもらうと思うんですけど、首の部分を洗ってもらうときって、首を上げますか?脱力しますか?伝わりますか?

首の部分を洗ってもらうときって、美容師さんが頭を持ち上げてくれるじゃないですか。

あの時に、頭の重さをちょっと軽減するために、首に力を入れたり腹筋に力を入れたりして、頭を持ち上げようとしたり、僕はするんですよね。

Twitterだったと思うんですけど、美容師さんが「これはやめてほしい」みたいな、「美容師あるある」みたいなのをツイッターだったと思うんですけど、書かれていて、

「シャンプーの時、襟足部分をシャンプーで洗う時、シャワーで流す時、首に力を入れたり腹筋に力を入れて、美容師さんに気を使って頭を軽くしてくれる人がいるんですけど、あれ、やめてください」って美容師さんが投稿されているものを見たんですね。割と最近。

で、僕はそれにびっくりしてしまって。

10何年以上、美容室行った時にシャンプーしてもらうじゃないですか、僕、ガッチガチに首とか腹筋固めて、頭持ち上げてたんですよ。10何年ですよ。

いや、言って。言ってよーって、本当に思いました。

今まで10何年もあるんで、美容室がコロコロ変わってますけど、言われたことなかったわーと思って。

いや、そんなに言ってくれんとわからんよーみたいな。

その衝撃の投稿を見てから、初めて美容室に行ったんですね。

その時に、いつもカットしてもらっている美容師さんに、シャンプーのタイミングで聞いたんですよ。

「SNSで美容師さんが『美容師あるある』みたいなのをおっしゃられてて、シャンプーの時、首って持ち上げない方がいいって知ったんですけど、あれ、ほんまですか?」って聞いたんですよ。

「はい、すいません、それは本当のことです」って、その美容師さんに言われました。

その美容師さんとはもう何年だろう、5、6年切ってもらってるんですけど、早く教えてほしかったなと思って。

「いやもう、今まですいませんでした」って、謝るしかないというか、「僕ずっと首持ち上げてましたよね。」

美容師さん「はい。いや、でも、そういう方いらっしゃいますよ。もっともっと持ち上げられる方もいらっしゃいます。腹筋がちがちに固めて、もうこれでもかっていうくらい首を上げられる方もいらっしゃいます。そういう方にはお声掛けさせていただいてます。」っておっしゃられてました。

「洗いにくいです」って。洗いにくいですとは言わないでしょうけど、ちゃんと伝えるようにしてますって言ってました。

だからその、「絶妙な力加減」で僕は首を上げていたんだろうと、ギリギリ注意されない範囲の力加減で収まっていたんだなと、ポジティブに解釈することにしました。

どうですか?首を上げます?上げないですか?

それから「脱力してもらって大丈夫ですよ」って言われたので、力を抜いてみたんですけど、もう10何年首を上げているじゃないですか。力を入れてね。

その癖を体が覚えているので、やっぱりなんか気持ち悪いんですよ。力抜くの。

美容師さんの支えてくれている手に自分の頭の重さがかかっていると思うとなんかこう、申し訳ない気持ちになるというか。

でもね、それを首を上げてしまうと逆に、シャンプーをしにくいし、シャワー流しにくいし、シャワー流すときに首の方にシャワーの水がいってしまうこともある、そういうこともあると。

だから「脱力して預けてください」と教えてもらいました。答え合わせができました。

本当に10何年以上、下手したら20年ぐらいね、ずっと勘違いして生きてきたなぁと思って。

多分そういう「業界あるある」みたいなのってあると思うんですよね。それぞれの業界で。

通常、一般的にそう考えるかもしれないけど、業界的にはこっちの方が正解なんだけどなっていうようなね。

それってなんかこう、まあね無理やり林業につなげようと思った時に、林業でもあるのかなと思っていろいろ考えてみたんですけど、今のところパッと答えが出てなくて。

ただ、なんか1個あるとしたら、例えば、そうだなぁ。

伐採現場で出た「捨てるような木」。

腐ってるとかじゃなくて、その現場から持ち出すこともないし、でも誰かが使うわけでもない。そういう木ってあるんですよ。

切るだけ切ってそこに綺麗に積んでおいておく。

その木の所有者さんもその切った木を別に利用するわけでもない。ただ土に返すだけ。置いておいてね。そういうのってあるんですよ。

だから、周りの方から、「山で木切ってていらないような木があったら欲しい」とか薪にするとかなんかに使うとかね、「木持って帰ってきてください」とか「木欲しいんです」とかね、まあおっしゃられる方がまあまあ僕も出会ったことありますし、あの言われたことありますよ。あるんですけど。

「窃盗」になるかもしれないんですよ、あれって。

そりゃそうですよね、自分の持ち物じゃないし、その土地の所有者でもないし、その木の持ち主でもないし。

だから、「いらないんでしょ?使わないんでしょ?」的な感じで、その「本当にゴミになるよう な木でいいからあったら欲しいな」みたいなって言われたりするんですけど、窃盗になっちゃうんですよね。

突き詰めていくとというか多分普通に考えたらそうなる。

まあもちろんね、山主さんに確認して「いいですよ」って言われたらもちろんいいですけど。

やっぱりその山主さんとか、その土地の持ち主さんと直接お話しできる機会っていうのもないことがあったりするので、そういう時はまあ持って帰らないというか。

まあ当たり前ですけど、当たり前なんですけど聞かれたりするんですよね。結構さらっとね。

「木持って帰ってきてほしい」とかね「木欲しい」とか。

いや、でもね、それをなんか説明するのも嫌じゃないですか。

「あの…罪に問われます」と、それも何か言いにくいじゃないですか。

だからその「美容師さんあるある」「シャンプーの時首持ち上げないでください」に匹敵するかどうかわかんないですけど。

林業で言うと「木持って帰ってください」とか「木欲しいです」ってあんまり軽く言わない方がいいんじゃないかなって、無理やり林業につなげるとしたら、例えばそういうのがあるかなみたいな。

他にももしかしたらね探したらあるかもしれないですね、そういう「いや、これよく言われるけど、実際言われたり、それされたら困るんだよなムーブ」みたいな「それ困るあるある」みたいなね。

そういう「長年普通に過ごしてたけど実はそれ、その業界ではNGとされている」みたいなことがね、あるかもしれませんので。

「気付け」っていうのもね、ちょっと難しいかもしれないですけど、そういうことがあるっていうことをね知っておくと、また世界が、見える世界が変わってくるかもしれないのでね。

ぜひそういうことを調べてみてください。参考になれば幸いです。

今回はこのへんで。本日もご安全に。ほなまた。

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とてお
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