見出し画像

【よく見聞きするのは「極端な意見」】新米林業屋とてお

どうも、新米林業屋とておです。

新米林業屋の僕が林業についての情報や、仕事や子育て、人生について考えていることや感じていることなどをお話ししています。

今回は【よく見聞きするのは「極端な意見」】というテーマでお話をしていきたいと思います。

ネットとかSNSとかを眺めていると、極端な意見がよく目立つなぁというふうに感じています。

「もう絶対に左って言ったら左」とか「絶対に右って言ったら右」「いや上やろ」「いやいやそうじゃない下やって」みたいな。

上でも下でも右でも左でもなくて、上と右の間ぐらいとか。右、右寄りの下とか、なんかよくわからんけど。

中間ってあるじゃないですか。その思想の良いところ悪いところ。別の視点から見たその物事のその発想の良いところ悪いところ。

「絶対に100%前」とかそういうのってないと思うんですよね。僕はそう思ってるんですけど。

で、ちょっと気になって、今回のねタイトルというか本当になんでこう極端な意見ばっかりよく見聞きするんかなぁと思って調べるとやっぱり研究とかってされてるみたいで。

ネットで「過激な発言」ばかり目に入る根本理由

「ネットは怖いところだ」――あなたは、こう思ったことはないだろうか。私が以前2万人を対象に調査したところ、「ネットには攻撃的な人が多いと思う」と考えている人が、実に75%もいた。実際、毎日のように発生し…

toyokeizai.net

2020年の年末に書かれた東洋経済オンラインの記事があって、そちらでイエール大学のアントン・ゴルヴィッツァー氏の研究によるとっていうので、そういう研究がされているということみたいです。

「年齢や政治的傾向に関係なくSNSを利用する時間が長いと社会における政治的意見を極端に感じるという結果が出ている。」ということだそうです。

理由もこれには書かれているんですけど、確かにそうだなぁっていう、その理由がね、

極端な人はとにかく発信する

ネット自身が極端な人を生み出す

非対面だと攻撃してしまう

攻撃的で極端な意見ほど拡散される

っていうのが、極端な意見ばかりが目立つっていう背景らしいです。いやー確かになぁっていうふうに思います。

自分が見ていてどうかっていう。例えば sns とかを見ていて「今日は1日、幸せな1日でした。朝起きると太陽がキラキラしていて、奥さんが作ってくれたパンケーキがとても美味しくて、お昼ご飯は家族みんなでお蕎麦を食べに行って…」とかなんかその、なんでしょう日常のお話をつぶやいていても確かに何も感じないなって思うじゃないですか。

「いい1日ですね」っていう、そうなんだで終わってしまうなぁって僕自身そういう投稿を見たらね。

今のはまあ例えばの話ですけど、今みたいなんがあった場合、ああ確かに、いいねーって思って終わりなんですよね。

誰かが極端な発言をしていたりする方がやっぱり目に止まるし、「この人の言うねー」みたいな 「この人ここまで言うか」とかそっちの方が目立つし声が大きい人がそれをするとより一層目立つし、届いてくるし、感じることが多くなるんですよね。

SNS、あんまり見ないようにしようとは思っているんですけど、ついつい開いてしまうっていうね。あれは良くないなぁと僕自身は思っているんですが、ちょっと気をつけようと思っています。

林業も極端な意見が多いなというふうに思います。

皆伐作業というのがあるんですけど、その敷地内というか、その作業範囲内の木を全部切ってしまう。切って出して売るっていう作業があるんですけど、皆伐作業。

全部、「皆、伐る」と書いて皆伐。全伐とかって言ったりもするんですけど、全伐と皆伐、ちょっと違いがあるかもしれないので皆伐っていう言葉でお話したいなと思うんですけど。

みんな切る。その作業範囲内の木をみんな切って、いわゆるハゲ山にしてしまうことですね。

これはそこまでの皆伐をするまでにすごいすごい時間が経っていて、木を切る適齢期みたいなのもあるので、やったほうがいい作業ではあるんですよね。

普通に林業のサイクルとして、今までずっとやってきたことなんですけど、皆伐とかをすると、自然破壊だ、森林破壊だ、みたいな声が上がると。

そうすると、やっぱり木を切るのは反対だ、だから私は植えます。僕は植えるんだ。植えることが全てなんだ。みたいなのって本当に見かけたりするんですよね。

みんな大事よっていう。植える人も大事だし、育てる人も大事だし、それを手入れする人も大事だし。適齢期が来たらちゃんと多くなったものを引いてあげたりとか、一度きれいにしてもう一度植えるみたいなサイクルの中で、突出してこれだけがいい、みたいなのって僕はないように思うんですよね。林業におけるサイクルの中で。

今言ったように、植えて、育てて、管理して、適齢期には切って、また植えてっていう、このサイクルの中で、植えるのが全てなんだ、とか、いやいやいやいや、切るのが全てじゃ、とか。そういう極端な発想、極端な意見。いやいや、どっちも大事ですよーっていう。どっちも大事なんですよ。

一人でそれをするのは無理なんですよ。一人で植えて、一人で育てて、一人で切るっていうのは無理なんで。ウン十年かかる作業なんでね。だからみんなで協力してやりましょうって。

しかもウン十年かかる作業だから、世代もまたぐし、上も下も関係なく、右も左も関係なく、老いも若いも関係なく、みんなで仲良くやっていきましょう!って僕は思うんですけどね。

植える人がいて、育てる人がいて、切る人がいて、みんなで、みんなで林業やってる。仲良くしようよって。そうやって過激な発言とか極端な意見っていうのを見ると、その都度思います。

それも大事やけど、こっちもあるからその作業があるんだよとかね。

あんまりネットばっかり見てないで、極端な意見ばっかりに振り回されないようなメンタルを育てていきたいな、整えておきたいなっていう風に感じたというお話でした。

今回はこのへんで。本日もご安全に!ほなまた!

いいなと思ったら応援しよう!

とてお
『note』で投稿している記事は、僕のブログサイトで無料で読むことが出来ます。 ブログ記事を気に入っていただいたり、僕の活動を応援したいと思ってくださる方からのご支援をお受けしております。 微力ながら、林業界に貢献をしていきたいと思っておりますので、応援していただけると幸いです。