5/5 日記というか雑感というか#14
最近、Apple Musicに手を出した。私は音楽プレーヤーのようなものは今までは全く興味がなかった。というのも、私はさほど音楽に興味がなかったのだ。
中学生くらいの頃には、ボーカロイドの曲を聞いてはいたが、音楽を聴けるような道具を中学に持ち込むわけにはいかなかったし、高校生になってからは音楽そのものの興味が薄れてほとんど聴かなくなった。
だが、少し前の記事でも書いたが、私は最近「四月は君の嘘」という題名のアニメを視聴し、どハマりした。このアニメは内容はもちろん素晴らしいのだが、それだけでなく音楽を題材にしたアニメだけはあり、アニメに関する音楽もまた素晴らしいものが揃っている。特に、私はオープニングの「光るなら」という曲にハマっていて、私はこの曲を聴き続けるためにApple Musicに手を出したと言っても過言ではないと言える。
別に私は音楽の力を信じてる!だとか、そういう音楽アニメ特有のセリフに共感できるほどの領域には達してはいない。音楽に素晴らしいところがたくさんあるのはある程度理解はしているが、音楽はあくまで娯楽であるという認識がある。大学の講義で行った調査では音楽プレーヤーに入っている曲数が四桁の猛者もいたが、彼らはほどの境地に到ると音楽の力云々を語れるようになるのだろうか。
今は私が聞いている曲は、Apple Musicに手を出したきっかけとなった四月は君の嘘の関連の曲ばかりだが、ボーカロイドの曲も数曲入っている。今の若い子達は威風堂々とか知っているのだろうか。
私が聞いていたボーカロイドの曲というものはテンポが速く、楽器をガチャガチャ掻き鳴らし、感情を叫ぶように叩きつけてくるような曲というイメージがあったのだが、最近のボーカロイド曲というのは昔よりも上品になったような気がする。
これも、一種の進化や成長の類だろうか。一つのジャンルとして成熟してきたという証拠なのかもしれない。だが、古参というか、老害たる私は古い曲に思い入れがあるために少し寂しい気もしている。
もしかしたら、クラシックのような伝統的なジャンルにも、私がボーカロイド曲に関して感じた現象が起きているのかもしれない。有名な作曲家を時代順に並べてみるとわかるのだろうか。音楽の教養が全く皆無な私にはわからないが、ピアノだとかをよく弾く人に聞いてみればわかるだろうか。熱く語ってくれそうだ。今度聞いてみたいものだ。
せっかくApple Musicに手を出したのだから、アニメの曲やボーカロイドだけではなくて高尚な音楽にも手を出してみたいと思っている。