幽玄の間 六段戦 第一局 その2
続きをアップしようと思う。前回は白番の相手が優勢を築いた場面で終わった。
焦った私は左下の構えが立派なところへ突入したが、これはただの焼きもちであるからマネしないように。
このように左下は結局持ち込みとなってしまった。黒は▲から白へと攻撃を仕掛けるほかない。しかしここで私は勝手読みをしていた。
黒のキリから1へ次ぐ強硬手段がコウ条件だが成立すると考えていたのだが、白は4と打つことはなく、
白1子をついでいて良い。黒5子が落ちていて、白の種石も白8と逃げれば捕まることはない。
よって黒は白をつながらせて全体を攻めるしかない。ここで、
白▲と相手の悪手が出た。これは黒1とかけることで上辺に壁を作ってもたれ攻めをすることができる。以前として白優勢ではあるものの、これで黒は少し楽になった。
白▲が相手の敗着となった。中央を封鎖されては白の眼はない。
実戦白▲に黒1と出て眼を奪った。どうやら相手は黒1の伸び込みを読み落としていたようだ。
最後には白の大石が頓死、黒中押勝ちとなった。序盤で形勢を悪くしてほぼ負けの碁だっただけに運が良かった。
序盤の勉強不足と読み落としがひどかった碁だった。これからの碁はもっと良い内容にできるように精進したい。