とたん@毎週土曜日読書レビュー更新

読んだ本のメモを兼ねて作成しました。基本的に毎週土曜更新。 読む本のジャンルは特に限ら…

とたん@毎週土曜日読書レビュー更新

読んだ本のメモを兼ねて作成しました。基本的に毎週土曜更新。 読む本のジャンルは特に限らず、あらゆるものを読みます。 科学系や心理学などの本から、小説、ビジネス関係も面白そうと思った本を手当たり次第に読んでいます。 オススメの本があれば教えてください!

最近の記事

読書レビュー マスカレード・ホテル

 面白さ★★★★★  オススメ★★★★☆  難しさ★☆☆☆☆  ページ数:461  ひとことで表すと……バディもののお手本のようなミステリー小説  ふと思い立って超有名ミステリー小説を読んでみた。木村拓哉さんが主人公で映画化もされており、すでにかなり多くの人が読むか見ていると思われるこの作品は、やはりヒットするだけあり非常に読みやすく、奇をてらった内容はないが適度な驚きとバディものの良さが詰め込まれており万人受けする内容になっている。  主人公は刑事とホテルマンで、刑事

    • 読書レビュー メタバース さよならアトムの時代

       面白さ★★★★★  オススメ★★★★★  難しさ★★★☆☆  ページ数:272  ひとことで表すと……これからの世界の可能性に触れる本  この本では、これからもしかしたら主流になっていくかもしれない、メタバースという概念について様々な角度から解説されている。  これから主流になっていくかもしれない、と書いたが、著者は2022年の段階で、将来確実にそうなると予想している。残念ながら2年後の現在、まだその流れは見えてこない。主な理由としては、やはり一般へのヘッドマウントデ

      • 読書レビュー 香りのチカラ

         面白さ★★★★☆  オススメ★★★☆☆  難しさ★★★☆☆  ページ数:310  ひとことで表すと……香水や調香師など香りについて深く知れる本  この本では、調香師という職業についてや、様々な香りの種類、香りの化学的な原理、香水の歴史など香りに関する様々なことを知ることができる。  まず前半では、香りをどのように感じるのか、嗅覚についての解説から始まり、調香師の職業についてや、どういった能力が必要となるのかなどが解説されている。調香師という職業は聞いたことはあったが、

        • 読書レビュー トコトンやさしいVRの本

           面白さ★★★★★  オススメ★★★★☆  難しさ★★☆☆☆  ページ数:159  ひとことで表すと……VR技術とそれに関する物事について簡単に知れる本  この本では、VR技術について押さえておきたい基本的な技術や関連事項についてをわかりやすい図とともに紹介しており、タイトルの通り誰にでもわかるようなつくりになっている。  この本を読めば、関連事項についてほぼ網羅できると考えられる。これからの時代、どんどん普及していくであろうVR技術について知っておくことは技術者側とし

        読書レビュー マスカレード・ホテル

          読書レビュー 夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か

           面白さ★★★★☆  オススメ★★☆☆☆  難しさ★★★★☆  ページ数:238  ひとことで表すと……人工光合成の基本について知れる本  この本では、人工光合成について、その基本的原理から研究の歴史、実現への道筋、これからの展望などひと通りの事を知れる。  人工光合成はまさに今、研究中の技術である。SDGsやカーボンニュートラルが騒がれる昨今、大いに注目されている。人工光合成の実現には主な方向性として3つの道筋があり、それぞれエネルギー効率や費用対効果などを改善する研

          読書レビュー 夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か

          読書レビュー 競争の科学

           面白さ★★★★☆  オススメ★★☆☆☆  難しさ★★★★☆  ページ数:357  ひとことで表すと……競争について、様々な観点から科学的に解説する本  この本では、男女の差やホルモンの働きなど競争において多種多様な観点での解説がなされており、実際の科学的実験結果などを紹介しながら、通常考えられるイメージとの違いやどのような場合に競争が有効に働くのかなど様々な事について論じている。  様々な観点からの解説が、実験の例と共に紹介されていて非常にわかりやすい。例えば、会社で

          読書レビュー 脳からストレスを消す技術

           面白さ★★★★★  オススメ★★★★★  難しさ★★☆☆☆  ページ数:223  ひとことで表すと……基本的な鬱対策とその科学的根拠を知れる本  この本は、まず脳のはたらきについて解説し、そのはたらきにおいてストレスを消す方法を科学的根拠に基づいて解説しており、非常にわかりやすく、納得感のある内容になっていた。  脳のはたらきで人がストレスを感じる仕組みや種類についての解説がこの本の80%を占めており、そのおかげでよくあるただこうしたらストレス解消になる!というような

          読書レビュー 脳からストレスを消す技術

          読書レビュー からだの錯覚

           面白さ★★★★★  オススメ★★★☆☆  難しさ★★★☆☆  ページ数:253  ひとことで表すと……からだに起こる不思議で面白い錯覚現象について知れる本  この本では、ラバーハンド錯覚というゴムの手がまるで本当の自分の手であるように感じる錯覚現象を代表に、様々な身体感覚に関する錯覚を紹介し、その不思議で面白い現象について知ったり、ものによっては実際に体験することができる。  ラバーハンド錯覚とは、まず衝立で自分の手を見えなくし、見えるところにゴムでできた手を置く。そ

          読書レビュー マーケティング・ジャーニー

           面白さ★★★★☆  オススメ★★★★★  難しさ★★★☆☆  ページ数:254  ひとことで表すと……マーケティングという観点から、時代を生き抜く力をつけられる本  この本では、マーケティングという観点でどのように考えていけば新たな事業を創生したり、DXのような事業改革、業務改革を起こすことができるのかについて解説されている。特にビジネスモデルを作り出す人材の成長サイクルに主眼を置いており事業創出の段階事にどのように考えたらよいかなどが詳しく書かれている。  成長プロ

          読書レビュー マーケティング・ジャーニー

          読書レビュー バグトリデザイン

           面白さ★★★★☆  オススメ★★★★★  難しさ★★☆☆☆  ページ数:331  ひとことで表すと……新たな発想方法を身につけられる本  この本では、新たな製品デザインなどの企画を思考する時に使える方法論について解説している。また、その方法を身につけるための実践的ワークショップについても同時に解説されており、思考法を身につける一助となってくれるだろう。  人の行為には理由があり、そこからデザインを検討することで、狙った効果や狙い所を考えるという行動分析学的な考え方がこ

          読書レビュー バグトリデザイン

          読書レビュー 社長の気づきメモ

           面白さ★★★★☆  オススメ★★★★☆  難しさ☆☆☆☆☆  ページ数:410  ひとことで表すと……著者の経営論、仕事論のtips  この本では、様々な企業経営やコンサルタント会社などをやってきた経験から、経営で注意する点や考え方、方法論などが1ページに1つずつ、簡潔に紹介されている。全部で372個の項目があり、社長として考えるべき事や気付きについて様々な視点から書かれている。  特に以下の2つは普段の仕事でも意識したいと感じたものである。 ①会議の目的を会議名に

          読書レビュー 社長の気づきメモ

          読書レビュー 伝説の「論理思考」講座

           面白さ★★★★☆  オススメ★★★★★  難しさ★★☆☆☆  ページ数:264  ひとことで表すと……これからの時代必須となってくる論理的思考の基礎を知れる本  この本を読んで実践して行けば、基本的な論理的思考力を身につけることができる。内容としては論理思考のための方法論と、注意すべき点についてわかりやすくまとめられている。これからの時代、DXやAIの活用によって人の役割はどんどん単純作業や定型的業務から、論理的思考を必要としたものに変わっていくと考えられる。そんな時代

          読書レビュー 伝説の「論理思考」講座

          読書レビュー 提案書・企画書の基本がしっかり身につく本

           面白さ★★★☆☆  オススメ★★★★☆  難しさ★☆☆☆☆  ページ数:237  ひとことで表すと……タイトル通り提案書や企画書の基本がわかる本  この本では、提案書や企画書についてどのように書いたらよいか様々なパターンが紹介されている。自分がしたい提案や企画したい事があるなら、この本に書かれているマッチしそうなパターンに当てはめて資料を作ることで、最低限必要な形を守った提案書や企画書ができるだろう。  最近仕事でも企画書を作ったりしていたため、どんなことが一般的に書

          読書レビュー 提案書・企画書の基本がしっかり身につく本

          読書レビュー 退屈すれば脳はひらめく

           面白さ★★★★☆  オススメ★★★★☆  難しさ★☆☆☆☆  ページ数:277  ひとことで表すと…スマホ社会でのスマホとの付き合い方を見直す機会になる本  この本では、スマホ依存になりがちな現代人に対して、スマホを手放して「退屈」な状況を作り出すことこそ、良いアイデアが出たり、他者とのつながりが強くなる要因となると主張している。  様々な方法で、スマホを手放す試みを順番に紹介している。例えばスマホを見る目的や時間を自覚させたり、写真を一切撮らない日を作ったり、アプリ

          読書レビュー 退屈すれば脳はひらめく

          読書レビュー 和らぎの国 小説推古天皇

           面白さ★★★★☆  オススメ★★★☆☆  難しさ★★☆☆☆  ページ数:345  ひとことで表すと……「和らぎを以て貴しと為す」の意味を知れる本  この小説は、実際の歴史を元にした歴史小説であり、約1400年前、日本に仏教が根付いていく時代の政治の様子をよく感じられるような小説になっている。  基本的にタイトルの推古天皇となる炊屋姫を中心として、歴史に興味がない人でも名前は知っているであろう聖徳太子である厩戸皇子や、蘇我馬子などが登場する。小説としての表現が随所に交え

          読書レビュー 和らぎの国 小説推古天皇

          読書レビュー DXの思考法

           面白さ★★★★★  オススメ★★★★★  難しさ★★★★☆  ページ数:269  ひとことで表すと……タイトル通りDXについてどのように考えるべきか、向き合うべきか知れる本  この本では、昨今話題のDXについて、一般的な見解とかなり違う部分もある考え方を様々な実例を交えて紹介している。この本を読んで、実際に製造業で働いていて感じているDXに対しての違和感がなんなのかが少しわかったような気がする。  特に重要だと感じる点は、一般的に言われているDXの進め方である小さい事