温故知新(詰パラ274号)
今日は詰パラ274号(昭和53年12月号)を読んでみよう。読み進めていくと、フェアリー詰将棋研究室に左氏の有名なバカ詰が載っている。
左 真樹
バカ詰(?手)
(詰パラ 昭和53年12月号、第5回前衛賞受賞作)
間違いなくぱらっと並べて詰めてみるという純正算式の作図の筈だが、それでこの手順を見つけるのだから大したものだ。
出題時には手数表記がなく、「15手以内」とだけ書かれていた。作者もそうやって作ったのだから作者と勝負してみよ、という意味だろう。もしご存知ない方は、是非挑戦してみて頂きたい。ちなみに、当時の解答者21名中、正解者はたった3名であった。
さて、あなたは何手で詰ますことができますか?
それから、前回の日記の中で紹介した左氏の天竺詰だが、あれから勝手にあれこれ弄り回して何とか9手で一周する図を得た。原図と比べて変化もかなり増えてしまったが、完全である自信は全くない。誰か調べてみてくれないだろうか? (左さん、勝手に弄ってしまってゴメンナサイ)
(高坂によるversion)
天竺詰(9手)
23と、91玉、82桂成、99玉、88角、19玉、29龍、11玉、65と迄9手詰。