本襖の枠を外さずに張替えるアイデア/襖職人の知恵を解説
襖の張替えは日本の伝統的な家屋のメンテナンスの一環ですが、その作業は時として面倒に感じることもあります。特に、本襖の枠を外すことなく張替えを行う方法は、多くの人が考える魅力的なdiyです。
この記事では、枠を外さずに襖を張替えるための実用的なテクニックとヒントをご紹介します。あなたの和室を新たな美しさに変えるための秘訣をぜひお楽しみください。
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襖の枠を外さずに張替えるアイデア
家を美しく保つために、襖(ふすま)のメンテナンスは欠かせません。しかし、枠を外して張り替える本襖は手間がかかるもの。襖の枠を外さずに張り替えるお得でずぼら(?)な方法を提案します。
この記事では、引き手の取り外しから始まり、破れの補修、襖紙の選び方、貼り方、そして最後の仕上げまでを丁寧に説明します。さまざまなタイプの接着方法を試し、最適な方法を見つけてください。
この記事が皆様の襖張替え作業を簡単かつ効率的に行うための参考になれば幸いです。
枠を外さない本襖の張り替え方
ここでは襖の枠を外さずに、すぐに本襖の張り替え作業に移る工程を解説します。
襖張り替えの前に
襖や障子の張り替えや補修には道具や材料が必要です。それほど高価な物ではないので揃えておいて損はありません。それについてもブログを書いておりますので興味のある方はご覧ください。
・襖引き手をはずす
最初に襖を張り替えるにあたり、枠を外すか外さないかは別にして、襖の引き手を外します。大抵の引き手は小釘を二つ外すだけで簡単に取り外すことができます。
ただし旧式の引き手などは特殊な形状をしている場合があるので取り扱いには注意しましょう。ブリキなど金物製の場合はあまり関係ありませんがプラスチック製や木製の引手は外す時に壊れやすいので注意です。
冬場などは特にドライヤーで温めながら外すのをおすすめします。木製の場合には接着剤でついている場合がほとんどなので特に角タイプの引手は壊れやすいので注意しましょう。
小型のバールのようなものでゆっくりとドライヤーで温めながら接着剤を接着を弱め外します。引手は最後に必ず使いますので壊れないように保管しておきましょう。
・襖紙破れの補修
次に襖紙の破れを補修します。破れた部分を綺麗にカットして新しい襖紙を裏から貼り付けると簡単に補修できます。
この際は専用の紙『紫のすきあわせ』で補強してあげて『茶ちり』で下地を整えるのが最善ですが用意できない場合には画用紙程度の厚紙で穴を補修して乾いたら新聞紙で下地を整えましょう。厚紙に糊は全面につけます。
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次に茶チリを貼ります。穴補修の糊と紙がきっちり乾いてからこの作業に入ります。もし茶チリがないのであれば新聞紙を使って、下記のように茶チリの大きさに切ってから使いましょう。
新聞紙は横40センチの縦60センチほどに切ってあげて四辺に3mmほどつけて貼ります。詳しくは僕の動画のリンクを貼っておきますのでぜひご覧くださいませ。
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・戸襖は枠を外せません、本襖の枠も無視しよう!
襖を叩いてみてトントンと音がするのであれば戸襖です。下地がベニヤですので枠は外れません。本襖は表面を押すとペコペコと凹み骨が浮き出ますのでわかるかと思います。本襖の場合は本来枠を外しますがここは無視です。そのまま襖紙を上から貼ります。
・これから貼る襖紙を広げ裁断
次に新しいふすま紙を広げます。均一に広げ、しわや折れがないことを確認します。慣れないうちは襖の外側の寸法そのまま測ってカッターやハサミで裁断します。
その場合、ふすま紙に柄がある場合は柄合わせをすることが大切です。襖の上部から紙を貼り始め柄が揃うように注意深く作業しましょう。特にセンターに帯が入っているものはズレると仕上がりがかっこ悪くなるので注意です。
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・マスキングテープの使用
マスキングテープを使うとよりきれいに仕上がります。襖紙の縁に沿ってマスキングテープを貼り、糊を縁につかないようにすると比較的きれいに仕上がります。そして新しい襖紙を貼り付けます。
このマスキングの作業は絶対に必要でもないので面倒であれば飛ばしてもらってかまいません。ただ枠に糊がついて型なるのを防ぐ為に糊は乾かないうちによくふき取りましょう。
広げたふすま紙が襖よりも大きい場合は外側の大きさに合わせて裁断します。この時、少し余裕を持って裁断し精密に作業を行うことが重要です。
裁断する前に鉛筆で襖の縁の外側をなぞります。これによ、裁断ラインが明確になります。
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のり付きタイプの襖紙も便利です
新しいふすま紙を貼る際は、のり付きタイプの商品が便利です。襖の枠に均一にのりを塗り、そこに新しいこの、のり付きタイプふすま紙を貼り付けます。
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・シールタイプ、水を塗るタイプを使用する
またシールタイプの商品もあります。背面のシールを剥がして貼るだけで手軽に襖紙を張替えることができます。
水を塗るタイプはおすすめです。注意点は水を良くつけてしっかりオープンタイムをとることです。水を縫ってすぐに貼ってしまうと失敗する事があります。あわてずに表面が乾かないように注意しながら5分程度のオープンタイムをとるのがコツです。
・アイロンタイプを使用する
さらにアイロンタイプの商品も存在します。この方法では襖紙の裏面にホットメルト粘着剤が塗布されておりアイロンを使って熱を加えることで襖に固定します。
この方法は貼った後に位置を調整することが可能で仕上がりもきれいになります。ただし時間がたつと気泡がでやすくなります。アイロンタイプは一見簡単そうですが失敗も多いのであまりおすすめしません。
僕自身スチームアイロンで何度も張り替えを試みましたがシワをよせるつもりが逆に気泡が抜けずに折り目となって表面にあらわれることがかなりの確率であります。気泡は抜こうとせず軽く徐々に押し当てる感じで作業するのがベストと感じでいます。
襖の張り替えは仕上げ方で激変する
・古い襖紙を絶対に切らないように
本襖の枠をはずさずに襖紙を貼る時に、古い紙を一緒に切ってしまわないようにというのが大一番大事で急所中の急所とにります。ここさえしっかり押さえられていれば、8割方この襖張り替えは成功です。
カッターを下向きにせずに必ず枠に刃をあててカットしてください。古い紙を少しでも切ってしまうとそこだけ浮いてしまうので、その張り替えはすべて失敗となりますので注意です。関連した動画を公開していますので、ぜひご覧ください。
最後に襖枠についた糊を拭く
糊をつけるタイプの場合は枠についた糊をよくふき取りましょう。マスキングテープを貼っている場合にはこの作業が楽になります。
引手を付けて完成
最後に最初で外した襖の引手(取手)をつけて完成です。釘の場合は外れ防止のために必ず『効く』ように打ちましょう。木製の場合は木工用ボンドを裏につけて付ける形になるのがほとんどです。丸一日乾くまで触らないようにしてください。
枠は外さないのでこの作業ですべて終わりです。以上が襖の枠を外さずに張替えるための手順とアイデアを詳しく解説した内容となります。引き手の取り外しから始まり破れの補修、襖紙の選び方、貼り方、そして最後の仕上げまでを丁寧に説明しました。
最初は誰でも上手く貼れません、さまざまなタイプの接着方法、シールタイプからアイロンタイプまでを試し最適な方法を見つけてください。この記事があなたの襖の張替え作業を簡単かつ効率的に行うための参考になれば幸いです。
★本襖の枠を外さずに張替えるアイデア/襖職人の知恵を解説の総括
この記事では、襖の枠を外さずに張り替える方法について解説してきました。伝統的な家屋のメンテナンスを簡単に行うための実用的なテクニックが紹介してきましたがいかがでしたでしょうか
襖の引き手を外し、襖紙の破れを補修し、新しい襖紙を貼る手順が詳述されています。様々なタイプの接着方法が紹介されており、それぞれの利点と注意点についても言及されています。この記事が、誰でも簡単に襖を美しく張り替えるための参考になれたら幸いです。
✅ 襖の枠を外さずに張り替える方法を紹介
✅ 引き手の取り外しや破れの補修方法を詳しく解説
✅ 襖紙の選び方や貼り方の手順を説明
✅ 様々な接着方法の利点と注意点に言及
✅ DIYで襖を簡単に美しくメンテナンスするためのガイド
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・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表
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