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輻射熱ってなに?〜イソップ童話「北風と太陽」を感じる

当研究所は冷暖房にF-CON(エフコン)というものを採用していて、クーラーや暖房器具は一切使っていない。

従来のエアコンとは全く概念が違い、風がないのにパネルの温度が変化するだけで空間が暖かくなったり、涼しくなったりと不思議な装置なのだが、これは輻射熱によるもの。

熱(冷も)の伝わり方にはいろんな種類があるが、空気や物質の温度変化が周辺に伝わることを熱伝導といい、お鍋と中身の関係や冷蔵庫に入れられた食品のように「熱い(冷たい)空気や物質に直接触れることにより伝わる」方法と、焚き火の風上にいて暖かい空気は全部向こうへ飛んでいってしまうのになぜか近くにいると暖かい…という輻射熱とがある。

施工していただいた業者さんに
「輻射熱を簡単に説明しようとしたらどうなる?」
と聞かれて、ふっと思ったのが
「北風と太陽」
のイソップ童話。

北風さんの吹き付ける風が冷たいので、旅人の服を脱がせるという目的とは相反する温度だった…ことをとりあえず置いておけば、旅人が不快に感じた寒さは「北風による直接的な熱伝導」であり、太陽さんからのポカポカの暖かさは「遠く離れていても伝わる輻射熱」ということになるであろう。

FCONにお住まいの方や、F-CONをよく知ってみえる方は、北風と太陽の体感の違いがエアコンとFCONの違いに近いことがおわかりいただけると思う。

もともと私は「この世からエアコンなんてなくなればいいのに!」と思っていたくらい大のエアコン嫌い。今でも外食中など(やむをえず)エアコンに触れると、北風さんのような強引さに不快感を感じる。

夏は森林浴のような、冬は温泉のような、四季を通して快適空間な「風のない全館空調」F-CONは、現在の研究室に移転して3年半、ご来所いただける方々からも好評いただいており、これからもどんどん広がっていくと思います。人の世は面白いですね!
身体のこと健康のこと不調のこと、お気軽にご相談ください!

(株)ニューログリア脳神経科学研究所
代表取締役 小林昌彦
オーストラリア王立メルボルン理科大学医学部卒業
スリランカ国立アンパーラ病院にて神経内科医として勤務
MENSAジャパン会員
現在自然医学の治療院として、古代インド医学アーユルヴェーダ、東洋医学、古代インディアン医学などを研究統合して実践しています。
ご相談、治療のご予約はお電話かメールにて。

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