私が中高生のスポーツを追いかけるワケ
これから初夏の陽気、カタツムリやバッタたちは荷物をまとめて出陣の今日この頃です。
今回の記事は、これから本番(地域によっては前後があるかもしれません)となる部活動の大会について、私の思いを書きます。どうぞ最後までお付き合いください。
きっかけは2020年5月…考えすぎた夜
種目によって様々だが、多くの部活動をする高校生にとって最終目標となる大会は、高校総体(インターハイ)であろう。
私個人も少しだけ出場機会をいただいたので、その大切さ、気持ちはわかる。
その気持ちを揺るがす大きな出来事が、2020年起きた。世界中を震撼させた新型コロナウイルス感染症であった。
5月、全国高校総体は中止を決定、私の記憶では日曜日の夕方『サザエさん(ちびまる子ちゃんだったか)』の番組中にニュース速報のテロップでサザエさんと対比するような現実が伝えられた。
その後、各都道府県での判断で自身の自治体も中止を決断。私個人はその夜、部活のメンバーで頑張ってきた一人ひとりが目に浮かび、その晩ほとんど眠りにつくことができなかった。
中には、進学や就職の推薦枠が、大会中止によってその挑戦を断念せざるを得ない人々もいたと聞いた。
誰ひとり負けていない。でも…。
この寂しい思いをした寝付けない夜、私はインスタを更新しました。今から4年前の今でも覚えています。
ZARDの今でも使われる名曲『負けないで』にちなんで、「大会は中止になった。ということは『誰一人負けなかった』」そう言って当時の選手たちには胸を張って前向きに進んでいってほしかった。
それでも、心に残るものが消えることはなかったでしょう。あまりに理不尽、やり場のない辛さ。
でも、それだけ一途にチームでやってきた、お世話になった人たちと二人三脚だった証なのです。そして、負けることを糧として30、40歳となって世の中を引っ張るリーダーになり得るのです。
ここまで、運動部を述べてきましたが、社会体育やジュニアユースなどの学校外、また、文化系の部活動やNPO法人、ボランティアなどの活動も同じように言えると言ってもいい。
応援したいのは選手だけじゃない
マネージャー、補欠、…
一緒に戦っていること、同じ目標に向かって進む仲間であること。与えられた役割で貢献しようとすることで同じ時間を過ごしている。
対戦相手やグランドコンディション、道具の不具合など、必要不可欠なこと。それを、管理する人たちを忘れてはならない。
大会を運営する一人ひとり(大会当日だけではない)
私が今回、もっとも言いたいところと言っても過言ではない。
私の仲間にも、実際大会運営の仕事をする人たちがいて、聞いたところ、私が翌日の身支度をする夜、まだ働く日々だそうだ。
私は「仲間に負けたくない。でも、仲間を負けさせたくない。」という言葉。
自信を持ってほしいと願う大会運営の人たち、その皆も負けられないものを持っている。居て当たり前、そのプレッシャーとの戦いなのですね。
最後に…
まずは、大会に出る選手、支える仲間たち、運営の皆さん。本当にお疲れ様です。
今回は述べませんでしたが、部活動の顧問の教員の働き方や体罰の問題。これらについては、かなり、重たい内容になりますので、今後、機会があれば記事にしたいと思います。
それでは、また。
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