見出し画像

5-28 仮定法その1・一億人の英文法

時表現、最大のハードルは仮定法。仮定法抜きでも英語ははなせます。だけどね、避けちゃダメ。この特殊な形を知ることによって、みなさんの英語は一段とネイティブの深みに到達することができるのですから!

(A)時を述べる3モード
仮定法を解説する前に、英語の「時システム」についてお話ししましょう。英語文には、大きく分けて3つの時の述べ方(モード)があります。
※写真参照
時表現を用いず動詞を変化させない述べ方は、まだ事実になっていないことをあらわす形です。命令文や、願望・要求・提案など、実現していない事柄をあらわす文で使われていましたね。時表現を使う、過去形・現在形など動詞を変化させた述べ方は、事実をあらわす形。過去や現在に実際に起こった(起こっている)ことをあらわす文に用いられます。さて、これからみなさんが学ぶのは、3つ目の特殊なモード、仮定法です。この形は反事実ーー「事実ではない・可能性が大変低い」ことをあらわす形です。「事実ではないこと」なんて述べる機会があるんだろうか?ーーーすぐに疑問がわいてきますね。はは。もちろんあるんですよ。そして、このモードを身につけると微妙な心理を伝えることができて、とっても便利なんです!
さあそれでは、さっそく仮定法が使われた例をながめてみることにしましょう。
(B)仮定法の心理
仮定法とは、「実際はそうではない(そうなりそうもない)んだけど」という意識を文に乗せる形。例えば次のような文で使われます。
(a)I wish I had a girlfriend.(彼女がいたらなぁ)
(b)If you kissed me,I’d scream.(キスしたら、大声だすわよ)
(c)If you kiss me,I’ll scream.(キスしたら大声だすわよ)

次回に続く…

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集