アムステルダム

風通しのいい靴を履いて

いざ、出陣

ロッキングチェアーに飛び乗って

アムステルダムの山頂から見据える

透明な塊　六角形の塊

君の儚さを見過ごすことはできない

君の儚さにひと触れするだけでは…

僕にはとっておきの息抜きがあって

それはあぐらをかいてあくびを大放出すること

合間にコーラの瓶を弾く

頭の中のルーレットが終わらない

殺し文句が今頃次々と浮かんではキマル

飛びたいんだろう？

いや、待ってくれ　こんな形じゃない

飛びたいんだよね？

いや待ってくれ　心が伸びたくってる

飛ぶのか？

飛ぶことは決まってる　だけど時期が…

飛ばないのか？

と、ぶよ　いく、よ

大丈夫、この日のために準備してきた

せーのっ！

やっぱり飛ぶんじゃなかった…

いや、案外…

…いけるわ

助走期間はいつかは終わりを迎える

あんまりもたもたしてると

グラビティーの奴が

へばりついちゃうわよ

next stage

ひあがっちまう前に

next stage

気軽に行ってみよう

失敗したら1段か2段

下がってやり直すだけだ

造作もない

大丈夫　さぁどうぞ

ドキドキに全身射抜かれちまえ