文学部市役所職員が働きながら日商簿記2級に合格した方法
市役所から別の市役所へ転職してから早くも3年が経ちました。
また、NOTEの投稿を再開したいと思います。この2年間で、小さな変化もありました。具体的には、日商簿記3級と2級に合格しました。
今日は、文学部出身の市役所職員として、仕事をしながら日商簿記2級に合格する方法をご紹介します。
受験した試験の概要
ネット試験で89点を取得し、合格しました。
合格するまでに要した勉強時間
簿記3級: 約2ヶ月間で100時間
簿記2級: 約4ヶ月間で250時間
勉強時間は、概ね資格試験講座サイトの平均と一致しています。簿記3級の勉強は1日に1〜2時間、簿記2級の勉強は1日に1〜3時間行いました。ただし、簿記の学習方法においては致命的なミスがありました。そのミスがなければ、勉強時間をさらに短縮できたかもしれません。このミスについては後ほど詳しくご紹介します。
勉強に使用した教材
勉強方法としては、主にYouTubeを利用しました。ふくしままさゆきさんとたぬ吉さんの動画を中心に、それぞれの有料コースにも申し込みました。
教材としては、「スッキリわかるシリーズ」の本を購入しましたが、ほとんど読まずに、問題集としてのみ使用していました。
全体の学習フローは以下の通りです:
ふくしままさゆきさんの動画で学習
問題集で演習
わからない問題があれば、たぬ吉さんの動画で復習
ふくしまさんの動画は詳しくて理解しやすいですが、一本あたりの時間が長く、復習には向いていない印象でした。一方、たぬ吉さんの動画は短く、復習に最適でした。
したがって、全体の理解にはふくしまさんの動画を、具体的な問題点の復習にはたぬ吉さんの動画を利用していました。
注意点として、解き方のプロセスが両者で異なる点があります。特に工業簿記ではこの違いが顕著で、私はたぬ吉さんの解法を選びましたが、その結果、ふくしまさんの例題解説が理解しづらくなっていました。
動画を視聴することでほとんどの内容を理解でき、参考書をほとんど使わずに済みました。結果としては合格できたので、過去問さえ手に入れば、参考書は必要なかったかもしれません。
やってはいけない勉強方法
私は公務員試験を2回受験しましたが、暗記科目に関しては主に耳で学んでおりました。法律科目はもちろん、芸術科目や自然科学における暗記科目も、YouTubeなどで音声を聞きながら覚えていました。
簿記の勉強にも同様の方法で勉強していましたが、何度も動画を視聴したにも関わらず、問題が解けない事例が多く発生しました。
その原因は明らかです。簿記は単なる暗記科目ではなく、理解して計算を行う科目であるため、単に聞いているだけでは内容が身につきません。
本来は、動画視聴後に問題を解くプロセスが重要ですが、この点に気付くのに時間がかかり、結果として多くの時間を無駄にしてしまいました。
この勉強方法を避けていれば、もっと効率的に時間を節約できたはずです。
以上が私の勉強方法です。最近では、新NISAの台頭に伴い、簿記の考え方がより重要なものとなっています。
経理職に就いているかどうかに関わらず、簿記の学習は非常におすすめです。
皆さんもぜひ参考にしてみてください。
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