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国語のテストの解き方

2024/08/30 Vol.39 教育新宝島の学び
今週も谷和樹先生から届くメルマガ(教育新宝島)で、学びました。
テーマは「問いの文への対応」でした。
谷先生が国語のテストを解く時、すぐに問題文(教材文)ではなく、
設問(問い)を見ていたと書かれていて、嬉しくなりました。
私自身も、学生の時にそうだったのです。
その後、教員になって、「国語のテストの解き方」を教えることの大切さを
TOSSの勉強会で学びました。
私が20代後半くらいの時から、全国学力・学習状況調査が始まりました。
当時は国語は「A問題」「B問題」に分かれていました。
A問題は、習得した基本的な内容の問題。
B問題は、習得した知識や技能を活用・応用して解く問題でした。
B問題こそ、「問いの文」に対応することがとても大切な問題です。
当時、勉強会でB問題の「問いの文」を読解させる実践記録を読ませてもらいました。
水野正司先生の実践記録です。
記録は、現在のTOSSランドコンテンツとして紹介されています。
https://land.toss-online.com/lesson/aayuph2y7anl23ok
水野先生の実践記録には次の場面が出てきます。
_________
発問 . 1「問題が配られたらまずどこを見ますか」
指名。「シカク1の最初の文から読む」という意見と「その他」に分かれる。
「その他」と答えた子の考えを聞いてみる。
「後ろの問題を先に見る」
このように答える子が出る。
_________
この発問を教室で、よく真似して出します。追試します。
これまで担任してきた子たちの中には
「まず問題を見る」という子が必ずいます。
理由を聞くと「どんなことを聞かれるのか先に知っておいた方がいいから」と答えます。
私は「先生も小学生の頃、そうしていました」とニコニコ笑って応じます。
国語のテストには「次の文を読んで、問いに答えましょう」と書かれているけれど、
先に「問い」を読んでもいいことを教えることは
こうして、授業で扱ってあげないと、
テストを「解く」ことも「学び方」です。
自分にあった「学び方」を見つけるためには、こうしたテストの解き方も
教えてあげたいと思っています。
そういった実体験があるので、今回のメルマガのテーマは、私にとって大切な学びでした。
メルマガには、国語のテストの「問いの文」のパターンが紹介されています。
数多くの国語テストから「問いの文」だけを抜き取り、集めて、分類し、パターンを出しています。
メルマガで紹介されているパターンを、向山洋一先生が、さらにご自分で「整理したパターン」も紹介されています。
そうか、こういうパターンに分類して、全体を確定するから、この後、子供たちにどのように系統的に指導していけばいいのか、見えてくるのだと思いました。
国語のテストの「解き方」を子供たちに教えることは、
膨大なメディアや情報を活用する時代に生きる子供達にとって、とても大切なことだとメルマガを通じて実感しました。

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