ジャンプラの「雀児」とじゃあジャンプ(少年誌)っぽい麻雀マンガって何だよの話

どうも、とったんです。

ジャンプ+で麻雀マンガの連載がはじまった。
タイトルは「雀児」

4才の天才雀士が園内で麻雀勝負に挑む作品。

個人的な感想としては肩透かしを食らった印象である。
まだ一話目というのはあるけど「園児がVシネマとかでよく見る感じの麻雀をする」という絵面で面白さを狙っている印象、ただそれだけである。
作画ミスら辺はまあいい。許容範囲である。
ぼくが残念に思ったのは麻雀マンガに対する姿勢である。

通しやイカサマが横行するコテコテの昭和平成初期の麻雀観で「ジャンプの麻雀マンガ」としてお出しするのはどうなのよ?とは思う。

ジャンプラがジャンプでも異端の作品が多めだし本誌もよくも悪くもジャンプ「らしくない」優秀な作品を取り扱ってる風潮はある。
それにしても「雀児」は上手くいくビジョンが見えない(個人的な感想です)。主人公を食うくらいの魅力的なライバルを配置するかしないとキツそうだけど児童ってのもあるしキャラ人気は狙いにくそう。

それにしても、逆に「少年誌っぽい麻雀マンガ」ってどんななのだろうか。

あの「哲也」も一応少年誌ではある。
ライアーゲームの作者が少年誌で書いた麻雀マンガ、「無敵の人」という作品もある。これは「オンライン麻雀最強の男が実戦でも常勝できるのか?」を描いた作品。なるほど少年誌っぽい。でもこれらはマガジンだったはず。

「咲」はキャラ付けや学生麻雀大会、各選手の特殊能力といった、少年誌っぽい要素がある。
下手に学生麻雀をやると「咲」のパクリと叩かれそうではある。
まあ正直パクリといわれようとも学生能力麻雀路線で舵切ってもよかったんじゃ…とは思う。

現代に即した(対象年齢に即した)感じでいくなら、
「オンライン麻雀(天鳳や雀魂モチーフ)で最高段位(天鳳位や魂天)を目指す麻雀センスと運のある小学生の話」
とか
「麻雀プロ団体に入った努力型新人プロが同期の天才型新人プロと切磋琢磨する話」
とかどうだろうか。
後者は片山まさゆき先生が結構やってるし、言うても麻雀プロはまだまだ世間的に認知されてない(だからこそやる価値はありそうだけど)

とはいえ、ぼくは漫画家ではないし、麻雀プロでもない。結局その作者が描きたいものを書くしかないのも事実。

ジャンプっぽい麻雀マンガ、その答えはどこにあるかなんて誰にも分からない。



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